こういう、
”役に立つんだか立たないんだか・・・”な小ネタも
久々ですね。
今回は、不知火・弐型の股関節付け根のグラつき(*1)
が気になったので、腰を分解して、なんとかしてみようと挑戦してみた結果をまとめてみました。
*1 脚を横にひろげた時に、腰に挿し込まれたA-LOCKの接続軸がチラっと出てきてしまい、
なんだか抜けそうな不安(実際に抜ける事はまず無いんですが)
に駆られてしまう”あれ”です。
これは個体差による症状なので、思い当たらない方もいるかと思います。
些細といえばあまりに些細な症状なのに、
腰を分解してしまうまでに至ったのは、元々うちにやってきたデモカラーが
こんな状態で↓
腰中央のパーツの傾きを直そうと、パーツを外してみたら、
(パーツを温めて上方向にムキっとやれば、結構簡単に外れます)
腰自体が相当歪んで接着されていたのが発覚したのに加え、
当サイトのBBSにて
「弐型の股関節のグラつきって何か対処法はあります?」という質問があったから。
BBSの質問には、
「たぶん不知火などと同様、腰の内側から金属の棒で固定されてるので、簡単には対処出来ないかと」
と返答しようかな?と始めは思っていたんですが、
不知火とは違って、弐型の腰は分解し易そうな構成だったし、
返答から”たぶん”が消えて、デモカラーの腰の歪みも直せて一石二鳥という事で、
「実際に分解して確かめてから返答した方がいいよね」と。
まぁ、実際にはうちのデモカラーに股関節付け根のグラつきはなかったんですが、
先に購入していた2号機の右脚がかなりグラついていたので、
デモカラーで上手く分割出来たら2号機を直してやろうかなと思った次第。
ではまず、
「不知火・弐型の股関節付け根は、何故グラつくんだろう?」というお話しから。
以前、「不知火」の腰を(不本意ながら)分解した事もあるので、
ある程度の想像はついていたのですが、
「不知火・弐型」の股関節は、腰の内側から股関節A-LOCKの軸に金属ピンを挿す事で固定されています。
(腰に挿し込まれているA-LOCKの軸は、中央に空間のある4本の棒で構成)
(※ 下手な自筆絵 & パーツの形は簡易バージョンでお届けしています)
金属ピンは、A-LOCKにガッチリと固定されている様で、
抜こうとした場合、金属ピンが折れたりして後悔すると思われます。
(不知火で後悔しました・・・)
ここからは若干想像交じりのお話しになっちゃいますが、
股関節の付け根がグラつくケースがあるのは、金属ピンでA-LOCKを固定した際に上手く固定できておらず、
↓図の様に、下側に空間が出来てしまっているから、と考えられます。
で、この様な場合にA-LOCKに上方向の力が加わると、
A-LOCKの軸が腰から出てきてしまうんじゃないかなと。
・・・やっと、恥さらし終了。
結果、付け根のグラつきを改善する為には、
金属ピンの下側に出来てしまってる空間を無くしてやればいいんだろう、
という事で、早速、腰を分解。
(不知火・弐型の腰は比較的分割し易いパーツ構成なので、助かります)
腰を分解する為の下準備として、
@ 左右の腰装甲パーツを外す
A 上半身と下半身を分離
B ↓画像の様に上側のパーツを外す
C 左右の腰装甲パーツを接続する為の金属棒を抜く
という作業が必要になります。
@Aは、腰・腰装甲の接続部分を熱風で温めてから引き抜けばいいので、簡単に出来ますが、
(上半身を分離させる場合、腹部のA-LOCKが伸びてしまわない様に、腹部辺りを持って引き抜きます)
Bの腰上側パーツは、
中央の四角い突起部分(上半身を繋ぐA-LOCKを挿し込む部分です)が、
腰パーツにガッチリと接着されている為、
パーツを上方向にただ引っ張るだけでは、容易に外せませんでした。
上方向が駄目なら横方向、という事で、
まず腰パーツ自体をある程度分解し、
外したいパーツの突起部分の接着面に対して、横方向へ力を加えていく事に。
その為には、先に腰後方の”腰装甲を挿し込む為の金属の棒”を引き抜く必要があるのですが、
金属の棒も接着剤で固定されていて、ラジオペンチで引っ張ってみても結局抜けず。
仕方が無いので、右側の腰パーツの金属棒から少し離れた辺りをナイフで切断。
(「ここは普段目立たないところなので、いいかな?」というABOUT気質ゆえの作業ですね・・・)
これで金属棒が刺さったままでも、腰パーツを分解出来るようになったので、
腰の分割線にナイフを刺し込んで隙間を作り、
(腰前面中央パーツを元に戻せば目立たなくなる、下画像赤○の辺りに刺し込みました)
出来た隙間にマイナスドライバーを挿し込んで隙間を確保、
ナイフで腰パーツの分割線を半周させて接着剤を無効化した後、
マイナスドライバーで腰パーツを左右に広げつつ、
腰上部パーツ中央の突起部分の接着面を横方向に剥がしていく・・・
と、無事に腰上部パーツを外すことに成功。
ここまでくれば、後は簡単。
現れた腰パーツ上側の分割線にもナイフを入れてやれば、
腰パーツの分割完了です。
(デモカラーの方、画像が見当たらなかったので、2号機で・・・。
ちなみに2号機は金属棒の接着が弱く、無事に引き抜けました)
銀色の金属パーツがご確認頂けるかと。
2体分割してみましたが、
腰左右のパーツ自体は、それほど強固には接着されていないので、
腰上側のパーツと腰装甲用の金属棒さえなんとか出来れば、
腰の分解自体は容易に出来る印象です。
デモカラーの方は、腰パーツの歪みを直したいだけだったので、
歪みが(なるべく)無くなる様に腰パーツを戻していって・・・
(金属棒の歪みも出来れば直したかったのですが、なかなか難しいんですよね・・・)
これにて修正完了。
ここから本題。
(ようやく、ですね・・・)
股関節付け根のグラつきをなくす為に、↓の空間をなくします。
ここで、まず私のやり方を紹介する前に、
「これが理想的な方法かな?」と思われる方法を、
先日、BBSに書き込んでくれた方がいらっしゃるので、
まずそちらをご紹介。
(近いフジさん、有難うございます!)
「腰を分割後、A-LOOKを工作マットに押しつけて、
切断した割り箸を金属ピンに当ててトンカチでトントン(ドンドンではなく)叩く」
トンカチで軽く叩く事で、金属ピンがしっかりハマり、空間が無くなって
グラつきが解消出来たんじゃないかなと。
で、トンカチが無かった我が家では、以下の様に。
金属ピンの上側から、小サイズのマイナスドライバーを挿し込み、
挿し込んだドライバーを下方向へ倒して、”てこの原理”で、金属ピン下側の空間を無くしました。
この方法でも下側の空間を無くすことは出来たのですが、
逆に上側に若干の空間が出来るケースもあったので、
先の「近いフジさん」の方法がベストかな?と思った次第。
まぁ、上側に空間が出来ていても、脚に内方向の力を加えた際に付け根がグラつく様に
なるだけなので、普通に立たせたりする分にはあまり問題はありませんでしたが・・・
さて、
これで2号機については、
この股関節付け根のグラつき改善だけでは効果も薄いとは思いますが、
多少は立たせ易くなった様です。
後は、足首と膝のユルユルなA-LOCKをなんとか出来れば・・・といったところですね。
「A-LOCKセット」に封入されているA-LOCKは、品質の高いモノが多い様に思えるので、
そのしっかりしたものと交換出来れば、かなり立たせ易くなると思われます。
実際に交換を試してみたところ、
足首は簡単に交換出来ましたが、
(A-LOCKセットのと全く同じ形状のモノが使われていました)
膝は接続軸が接着されてるのか、熱湯で温めてやっても抜けず。
ちょっと”ひと苦労”が必要な様です。
えー、分かりづらい文章でしたら(多分、分かりづらいでしょうね・・・)、スイマセン。
では、最後にお決まりの文を。
当ページを参考に腰分解などをされる方は、全て自己責任でお願いいたします。
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