A3 第21弾
 日本帝国軍77式戦術歩行戦闘機
 
F-4J 撃震



【ブレード1】「――ぜッ全機兵器使用自由ッ! 各小隊で散開しつつ応戦しろッ!!」

 
『贖罪』より、”あの人”(2001年時点では国連軍軍曹)のセリフを持ってきてみました)



『A3』4thシリーズの先陣を切る第21弾は、
誰が呼んだか”(おとこ)の戦術機”こと、「F-4J 撃震」。

昨年のイベント「ワンフェス2008・冬」での商品化発表から11ヶ月、
”商品化希望でも常に上位に立っていた”という人気の機体が、遂に登場となりました。

価格は、税込み 6,825円です。


<F-4J 撃震>

登場作品は、
・ 『マブラヴ オルタネイティヴ』
・ 『贖罪』 
・ 『継承』
  (『贖罪』、『継承』共に雑誌付録として世に出たアナザーストーリー。
   アージュオフィシャルファンクラブ専用ソフト『アユマユ オルタネイティヴ』内の「マブラヴ オルタネイティヴ Chronicles」にも収録)


米軍が開発した人類初の戦術機「F-4 ファントム」を
日本帝国軍がライセンス生産した機体。

第1世代戦術機。

日本帝国軍がノースロック社の「F-5 フリーダムファイター」を採用する事
を恐れたマクダエル社が、12機の「F-4」を先行納入したことにより、
1976年より試験運用が開始。
1977年に実戦配備。

旧式化して久しいが、
運用性や信頼性は新型機より格段に安定している為、
2001年時点でも拠点防衛などの任務を担っている。



劇中では、”乗ってる衛士がロクな目に会わない機体の代表”的な扱いですが、
作品世界に”あっという間に新型が蔓延しちゃわない”というリアル風味を付与する意味でも重要な役割を持つ
愛すべき機体だと思います。


では、そろそろ商品紹介です。

まずは、いつもの通りに。

裏面には恒例の機体説明と、
劇中とある場面でこの機体に搭乗していた衛士「伊隅 あきら」少尉のイラスト。

ラインナップ紹介は、今後発売される4thシリーズから
第23弾「武御雷 Type-00C」と第26弾「瑞鶴」となってます。

4thシリーズではキャンペーンを予定してる、という事で、
応募券も復活してます。


<本体>

塗装は、ツヤ消し。
手や足の甲部分などはメタリック塗装になっていて、鉄っぽさが感じられます。

ズッシリドッシリな第1世代特有のボリュームある体型がよく再現されているんじゃないでしょうか。
(太もも上部の左右計4個の出っ張りは、本来取っ手の様な形状なんですが、再現されず。埋まってます。
 まぁ強度面とか生産工程面とか考えると仕方ないかな、と。一応モールドの様な物はありますが。)

ここ最近バラつきが見られる塗装品質ですが、今回は特に問題ないレベルだと思います。



歴代の帝国軍所属機と並べてみます。

右⇒左に開発された順、という事で「吹雪」はこの位置にしてみました。
並べてみると、第1世代と第2世代以降のスタイルの違いが顕著に出てなかなか面白いです。


日本帝国軍所属機の証”日の丸”は
右肩装甲にタンポ印刷でキッチリと。

買った2個ともに、白い○と赤い●の位置のズレは見られませんでした。



頭部。

正面画像は、真正面からだとメインカメラがよく見えないので、少し下から撮ってます。
両端のセンサーマストはPVC製ですが、特にヨレる事もなく真っ直ぐです。


目立つ部分(額の真正面に当たる部分)にゲート跡がきちゃってるのが、
ちょっと残念ですね。


<付属品>


 92式多目的追加装甲 ×1
 ブレードマウントパーツ ×1
 ブレードマウントパーツ(空) ×1
 74式近接戦闘長刀+持ち手(右)
 87式突撃砲+持ち手(左右)
 ガンマウント ×2
 ガンマウント(空) ×2
 65式近接戦闘短刀+持ち手(左右)
 握り手(左右)
 跳躍ユニット(左右)


 「撃震」が装備するのが一番様になる、と思っている「多目的追加装甲」ですが、
 他の機体に付属していたモノに比べ、
 塗料にシルバーがより多く調合されているのか、キラキラと。



 「跳躍ユニット」がA-LOCK可動という事で、
 いつもは別々の接続パーツが今回は最初からくっ付いています。





「跳躍ユニット」や武装パーツについては後ほど。


<可動>

関節は、おなじみのA-LOCKと軸接続に加え、
首にボールジョイントが使用されています。



<頭部>

頭部可動に採用された接続方法は、「吹雪」と同じタイプ。
(頭部と首とのボールジョイント接続)

上下可動は左画像で
(画像ロールオーバーあり)。
右画像は横方向への最大限。


横方向へは殆ど動きませんが、
頭部と襟にあたる部分に隙間が殆ど無いデザインなので、ここは仕方がないところかと。


<胸部>

胸部は、シリーズ初のA-LOCK接続となっていて、上下に可動します。
(左画像ロールオーバーあり)

上下可動出来るのはやはり嬉しいですね。

真後ろを向く事も可能。


<肩>

胴体と肩装甲がA-LOCKで接続されていて、
腕は肩装甲にのみ接続されている、という今までに無い接続方法に加え、
肩装甲前面が上方向に可動するという、これまた今までに無い機構が備わってます。

凝った造りですねぇ。
上腕の接続を見てもお分かりかと思いますが、上腕ロール可能です。


肩装甲前面の可動機構を活かすと、肩装甲の角度をあまり変えずに
腕を前に出す事が可能です。

(TGなど雑誌の紹介記事によると、
 ボークスの方々は、腕を前に動かす時に肩装甲も一緒にクルっと上を向いてしまうのが、”トイ的”で嫌だったみたいですね。
 YF-23の肩可動にもその拘りが感じられます。
 ○ンダムのアクションフィギュアとかに慣れてる私は、特にそういう事って気にならなかったりするのですが・・・)


肩装甲と胴体を接続しているA-LOCKだけ動かすと、横方向へはこれぐらい広げられます。


肩装甲が胴体と離れちゃってイヤだなぁ、と感じる場合は、
腕を肩装甲に接続しているA-LOCKの向きを変えてやれば、
腕だけを横方向へ動かせます。





<肘・手首>

肘はA-LOCKの二重関節。

開封状態だとこの程度曲がります。



前腕部が回転可能な造りになっていて、回転させてやると
(この状態が、設定的に正しいのかはわかりませんが・・・)
この程度まで曲がるようになります。



手首はいつも通りの軸接続なので、回転のみ可能。


肩・腕の優秀な可動を活かせば、突撃砲もご覧の通り。


突撃砲が出てきたので、
ここで突撃砲について気になった事を
腕との接続軸は、かなりタイトな角度で腕に差し込むカタチになってます。
(正直、いつ折れるかヒヤヒヤしながら差し込んでます)
軸を差し込む時は、出来る限り丁寧に扱った方が良いかと。


<股関節・膝・足首>

股関節・膝・足首ともにもちろんA-LOCK接続による可動です。

まずは股関節ですが、
A-LOCKが今までのシリーズとは異なる方向に仕込まれています。
(今までを”縦”とするなら、今回は”横”)


横に入っているので、太ももをハの字に開く際の可動がクリック式に。

この程度、ハの字に開きます。

ボリュームある重い上半身を支える為の”横”接続かな?と思うのですが、
接続方法が変わった事により、
前後・横方向への可動がクリック式では無くなり、ユルユルになり易くなってしまってます。
あまり脚を大きく動かす必要は無い機体だとは思うのですが、やはり残念な点かと。


横方向、前後方向へはこの程度。クリック式では無いので、微調整が可能です。

横方向へ最大限開いた辺りで、足首の横方向への可動域も限界を迎えます。
前後方向は特に干渉する物も無いデザインなので、かなり上方まで動かせます。


続いて、膝。

膝裏には、いつも通り、設定画重視の取り外し可能なパーツあり。

接続軸は、丸かったこれまでの機体とは異なり、四角い形状となっていて、
外すのにかなり苦労しますが、
膝関節を真っ直ぐにしてから、左右に揺らす様に少しずつ引っ張れば外し易いと思います。
(ここは苦労する人が多かったみたいで、
 公式ブログでも2009年1月14日の記事「撃震 VS 膝裏のアレ」で、分かり易く外し方が紹介されてます)


膝裏パーツを外した時の膝の可動範囲は、最大限に曲げてこの程度。

無茶して曲げようとするとA-LOCKに強く負荷がかかるので、あまりオススメできません。

一応、膝関節も二重関節なんですが、
デザイン的にもここは仕方が無いところかもしれません。


最後は足首。

横方向への可動域は、股関節のくだりで紹介したので、
ここでは前後の可動域を。
(画像ロールオーバーあり)



新規機体は、いつも通り長くなってしまうので、
続き(装備仕様等)については、<
こちら>で






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