A3 第22弾
 ”XFJ”計画概念実証実験機
 
XFJ-01a 不知火・弐型 デモンストレーターカラー



「オレはあんた達に誓う! いつか・・・・・・いつかオレも誰かを護る!
 いつかオレも・・・・・・あんた達のように―――誰かを護るために戦う・・・・・・!」


  
(『トータル・イクリプス』 Vol.14 「業因」より。 
   デモカラーといえば、やはりお披露目会場でのユウヤのこの心情が一番印象的です。
   このシーン読んでると、中佐の”咆哮”イラストとの相乗効果で自然と目が潤んできちゃうんですよ・・・)




『A3』第22弾は、
デモンストレーターカラーver.の「不知火・弐型(Phase2)」1号機.。

ホビージャパン連載企画『TSFIA』1周年&『The Euro Front』連載開始記念
として、ホビージャパン4月号、5月号にて誌上通販された本商品は、
第22弾という4thシリーズ2番目のナンバリングながら、4thシリーズで一番最後に発売される事に。
(ホビージャパン誌上の記念企画ですが、この弐型が主に活躍する場である『TE』の掲載誌テックジャイアンにても、
 同様に誌上通販が行われました)


申込締切が4月24日でしたし、待つこと4ヶ月弱。
「遂にやってきた!」という気持ちがいつも以上に強いです。


発売日は、2009年8月15日。
価格は、 6,800円です。



< XFJ-01a 不知火・弐型 (Phase2)


登場作品は、
『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』


雑誌「ホビージャパン」の連載企画 『Tactical Surface Fighter in Action』 (略して、TSFIA)にも、
2008年8月号掲載の#9「Connection of blood」、
2009年4月号掲載の#19「The World Worth Fightng For」にて登場。


「不知火・弐型」は、
2001年4月より本格始動した日本帝国軍次期戦術機の日米合同開発計画「XFJ計画」
によって生み出された概念実証実験機。

開発には、光菱・富嶽・河崎の国内大手3社に、
「撃震」、「陽炎」の導入で実績のあるボーニング(旧マクダエル・ドグラム)を加えた4社が参加。

「不知火・壱型丙」の欠点であった稼働時間の短さを解消すべく、
同機をベースに駆動および機関部などの内装系を強化するPhase1改修、
前線での実証試験、実戦試験を経て、外装をMSIP強化モジュールに換装するPhase2改修を完了し、
2001年8月に試作1号機(XFJ-01a)がロールアウト。
遅れて試作2号機(XFJ-01b)もロールアウトし、1号機と共にアルゴス試験小隊に配備されている。

多数の米国製パーツが組み込まれ、米軍の「フェニックス構想」で培われた技術も惜しみなく投入されており、
”不知火を米国技術で一から設計し直した機体”とも。

1号機と2号機では搭載される主機が異なっており、
1号機には、ジネラルエレクトロニクス社製「F-140」が搭載されている。


搭乗者は、「ユウヤ・ブリッジス」少尉。




弐型デモカラーverの初登場時のインパクトは、数ある戦術機の中でも一番大きかったのではないかと。
(実際の戦闘機に関する事に疎い私は、この配色にかなりビックリしてしまいました)


では、そろそろ商品紹介です。

まずは、いつもの通り。

裏面には恒例の機体説明と、
この機体の主席開発衛士「ユウヤ・ブリッジス」少尉のイラスト。

ラインナップ紹介は、同じ試験部隊所属機の
第9弾「F-15E ストライク・イーグル」と第10弾「F-15ACTV アクティヴ・イーグル」。



<本体>

塗装は、本体の赤がツヤあり、白はツヤ消し。黒い箇所は金属感のある塗装となっています。
黄のセンサー部はツヤ消しです。


本体のインパクトのあるカラーパターンは、実存する航空自衛隊の実験機「三菱 T−2 CCV」のイメージでカラー設定されたとの事。
(私はT-2を知らなかったんですが、調べてみて納得)


塗り分けの多い商品ですが、塗装品質は特に問題ないレベルだと思います。


頭頂部、両肩のマーキングは、
既に発売されている2号機と同様、タンポ印刷で再現されています。

左肩の最後の文字は大文字のAです。




頭部。




『トータル・イクリプス』本編での初お披露目時は、ツインアイでしたが、
その後、アージュの監修が入ったのか、次に登場した時には「不知火」と同じゴーグル状に変更。
商品でもゴーグル状となっています。

頭部のセンサーマスト、サブスポイラーは
硬い材質のパーツなので、よれたりせず真っ直ぐに。

頭頂部のタンポ印刷の精度については、結構個体差あり。
傾いてしまってる個体もある様です。




<付属品>


 92式多目的追加装甲+持ち手(左)
 ナイフシース展開パーツ ×1
 ブレードマウント ×1
 ブレードマウント(空) ×1
 ガンマウント ×2
 ガンマウント(空) ×2
 74式近接戦闘長刀+持ち手(右)
 87式突撃砲+持ち手(左右)
 65式近接戦闘短刀+持ち手(左右)
 握り手(左右)
 跳躍ユニット(左右)
 跳躍ユニット接続パーツ(左右)

 武装は全て、いつも通りに持ち手と一体。

 武装パーツの可動有無については、
 同一武装が付属するその他の戦術機
 (「武御雷」、「不知火」、「陽炎」、「吹雪」、
  「撃震」、「瑞鶴」)
 と同じ仕様です。


至れり尽くせりだったタリサの2号機の付属品と比べると、ちょっと物足りない印象を受けちゃいますね。



いつもは、「武御雷以外なら別に付属しててもいいかな?」と思ってる92式多目的追加装甲も、
流石にこの機体にはあまり必要性が感じられず・・・
しかも、弐型では前腕部と追加装甲内側が干渉してしまい、取りまわしも他の機体に比べて悪くなってしまってます。
(画像赤○部が干渉してしまい、これ以上追加装甲を腕側に近付けられません)

今回、ハズレを引いてしまった様で、追加装甲の持ち手部分がユルユルで
ちゃんとした角度では装備出来ず。
(上画像で腕を横に上げてるのは、下げると追加装甲がクルッと横に動いてしまうからだったり)
おそらく装備させる事は無いと思うので、大したダメージではありませんが・・・



跳躍ユニットには、
2号機同様、ロゴ(識別番号、企業名)がタンポ印刷で再現されています。

美しい仕上がりかと。






Phase1とPhase2の外見比較をイメージして、
両肩マーキング再現で弐型(Phase1)っぽくした壱型丙と並べてみます。

2号機の紹介ページでも並べてますが、本当はこうして1号機で並べてみたかったんですよね。


2号機と。

(共に頭部にスミ入れ追加してます)

並べると、2号機のカラーリングがデモンストレーターカラーのバリエーションである事が
よく分かりますね。



<本体・付属品の可動など>


本体・付属品の可動などは、
既に紹介済みの「2009LIMITED No.03 XFJ-01b 不知火・弐型」と同じなので
そちら<⇒コチラです>をご覧下さい。




お次は、少ないですが装備仕様など。


< 強襲掃討(ガン・スイーパー) 仕様 >

ガンマウント×2 + 突撃砲×2





一般的かつ汎用的な装備仕様。

ブレードマウント×1 + ガンマウント×1 + 突撃砲×1





右手に突撃砲、左手に多目的追加装甲、ブレードマウント×1で、
「迎撃後衛(ガン・インターセプター)」も再現出来ますが、
私の多目的追加装甲は”個体差”でちゃんと装備出来ないので・・・



最後は、ポージングで。




使用スタンドは、バンダイの「アクションベース 1」。


ここからは、頭部にスミ入れ後のモノで。


真っ白な顔面のデモカラーには、スミを入れてやるのがやっぱりいいです。

スミ入れは、「コピックモデラー0.02 スミイレ用 ブラック」で。
(白地に黒でスミ入れはあまり好みじゃないので、最初は同じコピックのウォームグレイを使ったんですが、
 元から入ってる周囲の黒いスミ入れとどうしても合わなかったんですよね・・・)


(かなり苦労して足を思い切り開いたポーズで自立させたけど、
 出来上がったら全然カッコいい画像じゃなかったという、悲しみの詰まった画像です)








弐型2号機、アクティヴ・イーグル2体があれば、
『トータル・イクリプス』 Vol.17の「アルゴス試験小隊」が再現可能。。

(8/19現在までの本編画像では確認出来ないのですが、
 アクティヴ・イーグル(ステラ・ブレーメル機)の左肩は、おそらく”04”になっている・・・筈)


Vol.18では、ユウヤの要請により、1号機はモノトーンカラーに色変えとなるので、
このデモカラーの1号機が2号機と競演したのは、結局Vol.17の1回のみでしたね。



以上、
A3 第22弾「XFJ-01a 不知火・弐型 デモンストレーターカラー」でした。


シリーズスタートから2年半が経過した『A3』にとって”初めての誌上通販”という記念碑的な商品としては、
ヒロイックなカラーを身に纏った主人公機の本機は、なかなかに相応しい機体だったのではないかと。

複雑なパターンの本体の塗り分けは、十分満足出来るレベルですし、
他の戦術機と並べると一際異彩を放ちますネ。


商品そのものについては、先に発売された2号機同様
とても優秀な可動を誇る反面、
”立たせ辛さ”が他の機体以上に気になってしまいます。
(素人考えではありますが、
 不知火と同サイズのモノが使われている股関節のA-LOCKを
 武御雷等に使われている一回り大きいサイズのモノにするだけでも
 随分と”立たせ辛さ”は違ってきたんじゃないかな?と思うのですが・・・
 股関節は不知火でも若干不安がありましたし、
 肩が大型化、上半身各部に使用するA-LOCKも増量、跳躍ユニット接続部にもA-LOCK追加、
 と弐型は不知火に比べ股間にかかる負担もより大きくなってますしネ)

「不知火」から受け継いでしまった股関節付け根のグラつきや
膝、足首のA-LOCKがユルい個体が多く見受けられる、といった
いわゆる”個体差”も、商品の評価に大きく影響してしまいそうです。
(・・・・なんだか2号機を含めた、A3「不知火・弐型」の感想の様になってしまい、
 若干申し訳ない気分です・・・)



私はといえば、
弐型デモカラーver.が商品化された事自体への嬉しさ + タリサ機と並べて飾れる嬉しさに、
「いくつかの欠点なんて些細な事!」ってな感じになってしまってますが。
(不知火・弐型をユウヤ機とタリサ機で並べて飾るのが、当面のA3に関する夢だったモノで・・・)




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