A3 第23弾
 日本帝国斯衛軍 00式戦術歩行戦闘機
 
武御雷 Type-00C



第22弾より一足先に世に出る事となった第23弾は
「武御雷 Type-00C」。

2007年末のイベント『コミックマーケット73』限定商品として
「A-LOCK改造お試しパック」付属版が発売された当時から、
「3rdシリーズ以降に、付属武装を変えて通常のラインナップに加わります」と発表されていましたが、
4thシリーズにてようやく実現。

この時を今か今かと待ちわびていた方も多いんじゃないでしょうか。
(待ってる人は多いとは思ってましたが、
 WEBはともかく、まさかSRでの受付までもが予約開始から1日もたないとは予想だにせず・・・)


販売価格は、税込み 6,510円です。


・・・「武御雷」の紹介ももう7回目なんですね。


<武御雷 Type-00C>

登場作品は、『マブラヴ オルタネイティヴ』


「武御雷」は、
「F-4J改 瑞鶴」の後継機として、「不知火」の開発によって培われた技術を応用して開発された
日本帝国斯衛軍の主力戦術機。

世代は第3世代で、富嶽重工と遠田技研により共同開発された。

近接機動格闘戦能力を極限まで追求した機体は、
コストや整備性は度外視されており、
その運用は日本国内、およびそれに準ずる整備環境を備えた地域に限定されている。

”Type-00C”は、日本帝国斯衛軍所属の武家出身ではない衛士に与えられる機体で、
黒い機体色と他のTypeとは異なる頭部形状が特徴。


劇中では「帝国斯衛軍第16大隊」所属機として、
一瞬のバストショットで他の武御雷とは異なる頭部を印象付けて去っていく、というワンシーンのみの
登場となっています。



パッケージの表と裏です。

箱の色や背景の方の武御雷は、限定版と同デザイン。
(真上とか真横から見ると、ぱっと見では区別が付きません)

箱裏には、
いつもの通りの機体説明に、第22弾を除く4thシリーズのラインナップ紹介。


<本体>

本体、センサー部共にツヤ消し塗装。

塗装精度も特に問題なし。


2007年発売の限定版と比べて「何か違いはあるかな?」と探してみました。

向かって左が第23弾、右が限定版です。


本体色やセンサー色には特に違いは見受けられませんでしたが、
(画像では光の当たり具合で右が若干濃く見えちゃってますが)
頭部の塗装が一部改善されています。

限定版では頭頂部のオレンジのセンサー塗装に、
思いっきり ” フリーハンドで塗りました ” 的な箇所が見受けられましたが、
今回の第23弾では新規に彩色マスクを造ったのか、綺麗に塗装されていました。

第23弾                                         限定版

後方の3つのオレンジ部分、一目瞭然かと。
(加えて、全体的にセンサーが前に来てますね)

細かな部分ですが、
都合の付く範囲で直せるところはちゃんと直そう!
という心意気が感じられて嬉しいです。




<オプションパーツ>



 ブレードマウントパーツ ×2
 ブレードマウントパーツ(空) ×2
 ガンマウント ×2
 ガンマウント(空) ×2
 74式可動兵装担架システム前方展開パーツ×1組
 74式近接戦闘長刀+持ち手(左右)
 87式突撃砲+持ち手(左右)
 65式近接戦闘短刀+持ち手(左右)
 握り手(左右)
 跳躍ユニット(左右)
 跳躍ユニット接続パーツ(左右)


 武装は全て持ち手と一体なのはいつも通り。

 パーツ自体の可動有無も、
 同一武装が付属するその他の「武御雷」や、
 「不知火」、「陽炎」、「吹雪」、「撃震」、「瑞鶴」と同じ仕様です。





第1、3、5弾の「武御雷」には付属していた「92式多目的追加装甲」が付属せず、
「74式可動兵装担架システム前方展開パーツ×1組」が付属しているのは、
「武御雷に追加装甲は必要ないっ!」というユーザーの声に応えた結果との事。
(2008年末のイベント『age x Nitro+ 完全合体 DX ゴードーアキバイベント』会場のTE関連トークより)

私も武御雷に関しては同意見なので、嬉しい配慮です。



また今回、
突撃砲の部分なのにガンマウントの色で塗られてる、という
「ガンマウント」パーツの塗装ミスが修正されてます。


いつぞやのアージュ配信のネットラジオ内で
「ガンマウントの塗りミスについても今後修正します、とタカオさんが言われてました」
という吉宗鋼紀氏の発言がありましたが、第21弾では直ってなかったので、
てっきり5thシリーズ辺りから?とか思ってました・・・

些細な事ですが、
限定版のType-00Cに限らず(というか武御雷に限らず)第3弾、第4弾の頃から修正されないまま
ここまで来てしまってたので、嬉しいですね。




<可動など>


本体の可動については「ホビージャパン 2009年1月号」に、
「限定版として販売され4thシリーズでの一般販売も決定している武御雷Type-00Cにおいては
 一部に金型の修正が加えられ、ヒジなどの可動範囲も拡大しているが・・・」
という記載があるんですが、
2007年の限定版で既に修正されているのか、それとも第23弾で修正されるのかが、いまいち読み取れないんですよね。
限定版を弄ってみても違いは分からないし、第23弾も特に他との違いが分からないという・・・
(”違いのわからない”男でスイマセン・・・なにか見落としてたら指摘してやって下さい)
例に挙げられている”ヒジ”は、元々第0弾の頃から武御雷の可動部位の中でも優秀なところですしね。


というワケで・・・

本体や付属品の可動については、
限定版の方(こちらです)をご覧下さい。
(飛んだ先で更に”たらい回し”する事になっちゃうんですが・・・申し訳ないです)

また、
「74式可動兵装担架システム前方展開パーツ」の「武御雷」での使用感については、
第15弾「A3 WEAPON set 武御雷 Type-00R」に載せてありますので、
そちらをご覧頂ければ。




という事で、装備仕様へ。

限定版では、劇中に登場した時の装備のみしか再現出来ませんでしたが、
今回は付属品が豊富なので色々やれます。


< 突撃前衛(ストーム・バンガード) 仕様 > 

ブレードマウント×2 + 突撃砲×1

(正式には追加装甲も必要ですが、実戦では使ってない描写もあるので・・・)


左手にも突撃砲を持たせれば、”強襲前衛(ストライク・バンガード)”も可能。



< 強襲掃討(ガン・スイーパー) 仕様 >

ガンマウント×2 + 突撃砲×2




最後は、近中距離での戦闘を意識した一般的かつ汎用的な装備仕様。

ブレードマウント×1 + ガンマウント×1 + 突撃砲×1






後は、武装を絡めてポージングで。

(武御雷の紹介も既に7体目だけど、
 出来るだけ他の武御雷とポーズがかぶらないようにしないと・・・とやってると、
 "謎”なポーズばかりになっちゃう自分をどうにかしたい・・・)





ひと通り動かしてみたところ、
個体差かもしれませんが、他の「武御雷」よりも股関節を前後に動かしづらいです。
(まぁ元々前後には動かしづらい機体ですが、物凄く固くてちょっとでも動かすのがコワイ・・・)




という事で、
『A3』第23弾「武御雷 Type-00C」でした。



本体・付属品共に、
良くも悪くも今まで通りの ”A3の「武御雷」” といった印象です。
腰の接続や股間前のパーツが若干左右に傾いてたり、
突撃砲の持ち手の軸が腕に挿し込みづらく、下手をすると折れてしまいそうになるのも
相変わらず。

ただ、
頭頂部センサー塗装の見映えが良くなる様に改善されていたり、
付属品についてユーザーの要望を取り入れてくれたところは好印象。
特に付属品は今まで発売された「武御雷」中最も充実した内容になっていて、
”武御雷の付属品”としてはまさに理想的かと。


2007年末販売の限定版の方は入手出来る条件がかなり限られていたので、
(この限定版までは、今みたいに
 イベント会場で先行販売 ⇒ ボークス関連SHOPで販売 ⇒ アージュFC会員向け通販という流れではなく、
 イベント会場で販売した後は、アージュFC会員限向け通販しか行われてなかったんですよね)
条件が合わずに入手出来ず涙を呑んだ方は、
ボークスのタカオさんの「いずれ付属武装を変えて一般ラインナップに乗せます」
という言葉を信じて待つしかなかったワケですが、
待ってた方の期待には十分応えてくれてる商品だと思います。


inserted by FC2 system