A3 第25弾
 YF−23
 
ブラックウィドウU PAV-1 ”スパイダー”



早いもので、4thシリーズ完結までもう残り1つ!な『A3』シリーズ第25弾は
時代に背を向けられた悲運の名機
「YF-23 ブラックウィドウU」の1号機”スパイダー”。


『A3』シリーズ中、「武御雷」に次ぐ人気を誇ると思われる「YF-23」。
この1号機の発売を待ち望んでいた方、凄く多かったんじゃないでしょうか?

限定品として販売された同2号機の”グレイゴースト”は、
初売りとなったイベント『キャラホビ2008』の2日目以降に人気が爆発してしまい、
非常に入手し辛い機体になってしまいましたしネ・・・



ライバル機である第24弾「YF-22 N22YX」との同時リリースで、
価格は税込み 7,140円です。




<YF-23  ブラックウィドウU PAV-1 ”スパイダー”>


登場作品は、
雑誌「ホビージャパン」の連載企画『Tactical Surface Fighter in Action』(略して、TSFIA)
2008年8月号掲載の#8「Question of honor」に登場。


1983年に米国陸軍より提案された「ATSF(先進戦術歩行戦闘機)計画」において、
ノースロック社(現ノースロック・グラナン社)が、マクダエル・ドグラム、グラナン両社の
協力を得て開発した第3世代戦術機。
2機生産された「YF-23」の1号機にあたり、2号機とは搭載主機が異なっている。
(1号機の搭載主機は、「ジネラルエレクトロニクス・YF120-GE-100」)

戦術機を含む対人類保有兵器戦闘能力、
高度なファストルック・ファストキル能力、
各種電子機器による被発見率の低減(ステルス能力)、
低燃費高速巡航および長距離飛行能力、
といった要求をクリアするべく開発された戦術機。

ステルス性能、近接格闘戦能力において、計画の競合機「YF-22」に勝り、
対戦術機戦闘に於いて、 低燃費高速性とスタンドオフ砲撃特性に秀でた「YF-22」より
優秀性を証明している。

「YF-22」の開発社までもが「YF-23」の勝利を確信していたが、
計画の最中、G弾の爆発実験が成功した事で米軍の世界戦略は大幅に修正されており、
G弾運用に基づく米軍の戦術との親和性、調達コスト、性能維持に不可欠な整備性
といった点で「YF-23」に勝る「YF-22」に敗北。

計画終了後は、機密保持の為にエドワーズ空軍基地に一定期間屋外係留されていたが、
最終的には2号機と共に、米国各地の航空博物館の展示機となった。




では、商品紹介へ。

まずはいつもの通り、パッケージから。


裏面には恒例の機体説明とラインナップ紹介。

「YF-22」1・2号機や、”グレイゴースト”同様、登場作品が連載されている「ホビージャパン」ロゴ
が箱の各所に。


ラインナップ紹介は、こちらも「YF-22 N22YX」と同様、
同じ米軍の第9、10弾の「イーグル」2種と、ライバル機の第24弾「N22YX」となってます。



<本体>


機体名の”ブラックウィドウ(黒後家蜘蛛)”の名の通りの黒い本体色や
各部センサー色など、全体的にツヤ消し塗装。

各部センサーの緑のラインが、黒い本体色と相まって鮮烈な印象を与えますね。これはカッコイイ。

2号機”グレイゴースト”では左右を誤って付けられていた股間部のパーツも、今回はちゃんと修正されています。


塗装等の品質については、
ふくらはぎ辺りに何本か線が走ってるのが若干目に付きますが、
全般的にはいつも通り。
特に問題ないレベルだと思います。



各部のマーキングは、タンポ印刷で再現。

ここは”グレイゴースト”同様、綺麗な仕上がり。


そして、”スパイダー”のみにある胸部の下側の赤いラインも、
タンポ印刷となっていて、これまた綺麗な仕上がりとなっています。

これは元ネタである”戦闘機の方”のスパイダーの機体底面にある赤いマーキングを模したモノ。
(・・・らしいです。実際のYF-23のエピソード等は詳しく知らないのでネットで調べた情報です




2号機”グレイゴースト”と。





<頭部>



なんというか、”ワル顔”ですよね。


アージュより配信されたネットラジオ内で
「”グレイゴースト”では手塗りの際の個体差を考慮するとオミットせざるを得なかったが、
 ”スパイダー”ではオミットせずに塗り分けます!」
と語られていた顎部分のセンサー(▼の部分)の塗装ですが、ボークスの意地と気合いの現われか、
かなり綺麗に塗り分けられていました。

参考までに”グレイゴースト”の画像を用意しました。(右画像)


”グレイゴースト”の紹介ページでは見事にスルーしてしまい、お恥ずかしい限り・・・


<付属品>

”グレイゴースト”と同内容なので、充実してます。

 ・跳躍ユニット 1組
 ・跳躍ユニット接続パーツ 1組
 ・XCIWS−3 + 持ち手(左右)
 ・XAMWS−24 + 持ち手(左右)
 ・近接戦闘短刀 + 持ち手(左右)
 ・握り手(左右)
 ・ブレードマウント 1組
 ・ガンマウント 1組
 ・ウェポンマウント 1組

 
  ウェポンマウントは、長刀、突撃砲で共用なので、
  ウェポンをマウントしていない状態の物は、
  1組のみの付属となってます。


 






なにやら馴染みの無い「XCIWS−3」、「XAMWS−24」について補足など。

”グレイゴースト”では、近接戦闘長刀、突撃砲といった感じに味気ない武装名でしたが、
2008年末にアージュより発行されたファンブック「「MUV-LUV ALTERNATIVE LD2 PROJECT PROMINENCE」にて
YF-23の武装名称が公開された為、この”スパイダー”の付属品名称にもそちらが反映されてます。

どちらがどちらなのか、といいますと・・・

XCIWS−3 (Close in Weapon System) : 試作近接戦闘長刀。
XAMWS−24 (Advanced Multiple Weapon System) : 試作新概念突撃砲。先端の銃剣の名称は試作突撃砲装着型短刀「XM−9」。



<本体・付属品の可動など>


本体・付属品の可動などは、一部を除いて
基本的に既に紹介済みの「YF-23」2号機”グレイゴースト”と同じなので
そちら<⇒コチラです>をご覧下さい。


・・・で、
”一部”というのは何か?といいますと、これは2つありまして
まず1つ目。

頭部の可動が改善されています。


首パーツが改修された様で、上・横方向への可動域が”グレイゴースト”より拡大。
(参考までに、”グレイゴースト”が最大限上・横を向いた時のモノも)



この改修のおかげで、横を向くと常に上を向いてしまう”グレイゴースト”と違い、
ある程度目線を前に据えたまま横を向く事も出来るようになってます。





続いて2つ目は、”お詫び”です。

2号機”グレイゴースト”では、上腕と肩を接続するA-LOCKの向きが
開封時、こんな感じ↓に左右で違っていて、
色々検証してみた結果、”A"の方が正解かな?と紹介ページにも書いたワケですが・・・


”スパイダー”は開封時、こんな状態でした。



・・・え〜、どうやら”B”が正解だったみたいです。本当にスイマセン。

上腕パーツの黒い箇所とA-LOCKのあまりのピッタリ具合から、てっきり”A”が正解だと思ったんですが・・・
(”B”だと若干腕が長過ぎる気もしましたし・・・ネ)



続いては、
(ホントは設定通りじゃない)各種マウントを装備した姿を。





というわけで、
設定では「肩装甲に左右2つずつ、計4つの武装をマウントできる」のですが、
アージュの監修漏れにより、商品では計2つしか装備出来ません。
(”グレイゴースト”の紹介ページでは触れてませんが、
 「実はこういう設定だった」と発表されたのは、”グレイゴースト”発売より4ヶ月後に発行された
 前述のファンブック内の記事だったので)


なんとか設定通りの姿を再現したいな、と前々から色々考えているのですが、
本当はどの様に4つマウントするのか設定画等が公開されていないので、
「もし間違ってたら・・・」と思うとなかなか改造に踏み切れず。
(ここは設定の公開待ちでいいかなぁ、とか”臆病風”に吹かれてます・・・)


お次は、ポージング画像を。









2号機”グレイゴースト”と。
 




最後は、ライバル機を絡めて色々と。


久々にメカニカル・チェーンベースを組み立てて、それぞれ別々に撮ってみたんですが・・・上手く雰囲気を出せず。



 
 
 
足のスパイクベーン、戦術機相手だと奇襲に使えたりするのかな?
 
 



YF-22派なので、 ”グレイゴースト”のページでは往生際悪く、
何枚かN22YFにピント合わせたりもしてましたが、今回は自粛。
”スパイダー”が主役のページですからネ・・・
(両方ボケずに撮れればいいんですが、技術等色々不足してるので)



最後の最後は「ATSF計画」を彩る4機を並べて。




以上、
第25弾「YF-23 ブラックウィドウU PAV-1”スパイダー”」でした。


いや〜、
このデザインに黒とグリーンが映えて、ただ眺めているだけでも十分楽しめますね。
若干他の機体よりバランスを取るのが難しい感もありますが、
武装も充実してるし、よく動くしで色々ポーズを取らせるのも楽しいです。
(YF-22派としては悔しくもありますが・・・)

頭部の可動域拡大、設定通りの顔のセンサー部塗装と
改善出来るところは改善してくれる開発者の熱意も嬉しいですね。

”グレイゴースト”では不満点のひとつだった頭部可動が改善されたので、
残る不満点は腕を振り上げられない事ぐらいです。



”ホントは肩にマウント4つ”の件は本当ーに残念ですが、まぁ、過ぎた事ですし・・・。
いつか設定通りなパーツを造ってくれたりすると嬉しいですね。



TOPへ戻る

inserted by FC2 system