A3 2009 LIMITED 05
94式戦術歩行戦闘機
不知火 ジョイントストライクパッケージ
「馬鹿な、やはり戦術機とは思えないッ!
横浜に
(『TSFIA』 #34より 今回はいつもとは趣向を変えて、相対する衛士(駒木中尉)のを採用してみました)
・・・と、発売前には↑のセリフ同様に
「第2弾の不知火から、どんな改修が施されたのかな〜♪」と楽しみでならない商品であったワケですが。
まぁ、とりあえず・・・・・・
延期や胸部コクピットブロック部の塗装ミス&品質面の問題に、
その対応方法の二転三転(まぁ、対応方法の変更は1回だけですが)など、
こうして紹介出来る状態の製品が手元にやってくるまで紆余曲折のあった商品であり、
色々と複雑な気持ちを想起させる商品でもありますが、
ここでは至って前向きに楽しむ方向でいきたいと思います!(過去よりも未来!)
私が大好きな国連不知火を再び紹介できる場でもありますからね!!
さてさて、
第2弾としてシリーズ初期に発売された「不知火」は、
可動に一部残念な点を抱える商品でしたが、
シリーズのリリースを重ねる事で蓄積された可動機構を採り入れられた
この「不知火 ジョイントストライクパッケージ」(以降、不知火JSP)は、
以前の不知火からどの様なバージョンUPを果たしているのでしょうか。
まずはいつもの事をやりつつ、可動面は”新規機体”扱いで見ていきたいと思います。
製品の価格は、税込み 6,825円。
発売日は2010年5月8日(土)でしたが、
発売後、胸部コクピットブロック部の塗装ミス(本来、薄い青の部分が濃い青に)が全商品に及んでおり、
また品質面の問題が散見された事から、
ボークスはその対応策として本体まるまる1体を購入者に送ることに。
そちらの対応を行った”修正対応品”の発送が開始されたのは、発売日から約1ヶ月後の6月30日。
我が家に到着したのは7月1日でした。
<94式戦術歩行戦闘機 不知火 国連軍仕様>
登場作品は、『マブラヴ オルタネイティヴ』。
ホビー誌「ホビージャパン」の連載企画『Tactical Surface Fighter in Action』(略して、TSFIA)。
2010年6月号掲載の#34「Carbon-Carbon Friction」にも登場しています。
「不知火」は世界初の実戦配備型第第3世代機にして、初の純国産戦術機。
元々は第1世代戦術機である「F-4J 撃震」のライセンス生産、
および「F-4J改 瑞鶴」開発により得た技術情報を基に、
河崎/富嶽/光菱の3社によって共同開発されるはずであったが、
第2世代戦術機の開発どころか生産すら未経験の
日本メーカーによる第3世代戦術機開発は難航した。
そのため、帝国軍は先に第2世代戦術機「F-15J 陽炎」をライセンス生産。
その技術蓄積を基に開発されたのが「不知火」である。
同機では、耐熱耐弾装甲を重要部に限定採用したことにより、
四肢可動範囲の拡大と機体の大幅な軽量化に成功。
加えて機動性や整備性が従来機に比べて大幅に向上している。
新開発の複合装甲表面には、耐レーザー蒸散塗膜加工も施されている。
「UNブルー」と呼ばれる青い塗装の不知火は、
オルタネイティヴ第4計画に所属する特殊任務部隊の創設時に108機が納入されたのみであり、
部隊の秘密性に加え、2001年当時は中隊規模まで損耗していた事から、
実際には殆ど目撃する機会がない貴重な機体である。
という事で、そろそろ商品紹介です。
まずは、いつもの通りに。
裏面には恒例の機体説明、各装備仕様の画像に加え
『マブラヴ オルタネイティヴ』劇中に登場した伊隅ヴァルキリーズ12名のイラストが。
バックには薄く伊隅ヴァルキリーズの部隊章があったりと、なかなか凝ったつくりに。
そして、こちらが”修正対応品”のパッケージとその中身です。
もう、同じ様な箱が届くような事が無いといいな・・・
<本体>
本体に使用されている色は、以前の不知火と同じモノ。
(まぁ、以前のと並べたい方も多いでしょうし、同じでないと困るワケですが・・・)
全般的にツヤ消し塗装となっています。
以前の不知火では付属シールでの再現だった右肩の”UN”は、
タンポ印刷での再現へと嬉しい変更。
塗装品質ですが、いつも通りの『A3』レベルだと思います。
このあたりで一度、以前の不知火との比較を。
まずは本体のみで。
(跳躍ユニット接続パーツも変更されているので、
ユニット接続時の全体バランスも若干変わっていますが、そちらはまた後ほど)
左が「不知火JSP」で、右が以前の「不知火」です。
(以前の不知火には、右肩・左肩に付属シールを貼っています)
パッと見でも変化が見て取れるのは、
A-LOCKでの独立可動が組み込まれた肩装甲の位置と、
本体との接続位置が後方に変更された腰装甲の位置でしょうか。
肩装甲の位置が変わり、腹部が少し太くなった事で
設定画から受ける力強さが加わった様に思えます。
腰装甲の位置も若干下がり、設定画に近くなった印象。
<付属品>
第2・4・6弾の付属品がひと通り付属しています。
まずは、ハンドパーツ関連から。
87式支援突撃砲 + 持ち手(右)
92式多目的追加装甲 + 持ち手(左)
87式突撃砲 + 持ち手(左右)
74式近接戦闘長刀 + 持ち手(左右)
65式近接戦闘短刀 + 持ち手(左右)
握り手(左右)
多目的追加装甲の”UN”はタンポ印刷です。
支援突撃砲が付属するのも久しぶりな気がします。
続いて、マウント類や跳躍ユニット等。
ブレードマウント × 1組
ブレードマウント(空) × 1組
ガンマウント × 1組
ガンマウント(空) × 1組
92式多目的自律誘導弾システム × 1組
レーダーコンテナ × 1組
跳躍(ジャンプ)ユニット × 1組
最後が、伊隅ヴァルキリーズ ナンバリングシール×1
劇中に登場した伊隅ヴァルキリーズ12名
(白銀機/速瀬機/御剣機/彩峰機、伊隅機/宗像機/涼宮(茜)機/榊機、風間機/柏木機/珠瀬機/鎧衣機)
の識別番号がズラッと。
武装パーツについては、
特に今までのモノと変わりませんので、ここでは割愛しようかと。
(手抜きでスイマセン・・・)
跳躍ユニットについては後ほど。
<可動>
以前の不知火からの変更点を交えながら、見ていきたいと思います。
※ 以降、
今回紹介しているモノ ・・・ 「不知火JSP」
以前発売された不知火 ・・・ 「不知火」
とします。
関節には、おなじみのA-LOCKと軸接続に加え、
頭部にボールジョイントが使用されています。
<頭部>
頭部は、
首と胴体が丸軸接続。
首と頭部が接着されていた「不知火」からの変更点として、
頭部と首がボールジョイント接続に変更されています。
上下可動はこんな感じです。
(画像ロールオーバーあり)
せっかくのボールジョイント接続への変更ですし、
もう少し、上下の可動域が欲しかったところ。
まぁ、ボールジョイント可動部の可動域拡大の定番加工(受け側周囲を削る)を
してあげれば、いいだけなんですが。
横方向への可動範囲は以前と変わらず。
<肩・肘・手首>
まずは肩から。
「不知火」では丸軸接続だった肩装甲がA-LOCKでの接続に変更。
肩装甲のみの上下可動が可能になった事に加え、
胴体と腕部の接続にA-LOCKがひとつ増えた事で、腕の横方向への可動域が飛躍的にUPしています。
腕の横方向への可動がほぼ出来ない事が、
不知火の可動に関しての最大の不満点だったので、
無改造でこの可動が出来るというのは凄〜く嬉しいです。
ただ、
腕だけを横に広げようとすると、肩装甲に干渉してしまうので(無理に動かすと塗装ハゲもありそう)、
腕を横に広げる時は、まず肩装甲を上方に動かす必要あり。
肩と胴体の接続部分での前後可動も可能。
ささやかな希望ではありますが、
胴体の肩付け根部の空間を増やす事で肩の前方向への可動が改善されていた
「不知火・壱型丙」の胴体パーツと同じモノだったら、なお良かったかなぁと。
腕はもちろん肩付け根で前後回転可能。
上腕の付け根部分でも少し前に出せます。
「不知火」では出来なかった上腕ロールも可能に。
これでようやく、無加工でも突撃砲に手を添えるポーズが可能に。
肘は、直角にしか曲げられなかった「不知火」から若干の進歩。
手首は、いつも通りの丸い軸接続なので、回転のみ。
<胸部>
腹部にA-LOCKが仕込まれていて、上半身の前屈と後方への反らしが可能に。
腰位置での横回転しか出来なかった「不知火」に比べれば、
ポージングの幅も随分と広がりますね。
ただ、
前後に動かす際に若干胴体を上に引き出してやらないと、
胴体下部が下半身に干渉して擦れてしまうのが残念な点。
出来れば、「不知火・弐型」と同じ様に
腹部の両脇は前後せず、胸部パーツだけ前後するようなパーツ分割だと良かったなと思います。
横方向への回転位置自体は「不知火」と同じ。
上半身を少し上に浮かす事になりますが、真後ろを向く事も可能です。
<股関節・膝・足首>
まずは股関節周りの変更点から。
「不知火」では腰の真横に位置していた腰装甲の接続位置が、後方に移動しています。
腰から延びていた邪魔な支柱がキレイサッパリ無くなりました。
これにより、太ももの上方向、横方向への可動がかなり改善されています。
(助っ人が登場するのも久々ですが。
国連不知火の紹介という事でつい懐かしくなってしまい、第2弾の頃にやってた事を再びやってしまいました・・・)
膝の可動範囲も↑をご覧頂ければ。
(膝は「不知火」と変わらず。ここはもともと優秀でしたしね)
膝裏は「不知火」から変更無し。
(出来れば、吹雪の様なパーツに変更されていたら嬉しかった・・・)
左側は、足裏がギリギリ接地する程度に股関節を横方向に開いたところ。
脚が横方向に大きく広がると、スタンドで浮かした時に大胆なポーズが取れるんですよね。
やはり、腰装甲の接続位置変更は恩恵が大きいです。
(「不知火」では腰装甲を接続する為の支柱がかなり邪魔でしたから・・・)
一重関節から二重関節へと変更された足首。
前後方向への可動はこんな感じです。
足首は元々「不知火」でもあまり不満はなかったのですが、
二重関節に変更された事で、足をより後方に動かせるようになったので、
スタンドで浮かせた際の大胆なポーズ付けの助けとなりそうです。
・・・不知火からの変更点をまずまとめて書いた方がよかったかな?とちょっと後悔。
続き(装備仕様等)については、<こちら>で
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