A3 第33弾
 F-14Ex
 
スーパートムキャット

 
アズライール小隊所属機



「―――――アズライール1より小隊各機、目標地点まで3000。予定通り極低空匍匐飛行(NOE)を開始する」

  (『TSFIA』 #22 より。)



2007年 4月 1stシリーズ開始(第1、2弾発売)
2007年 8月 2ndシリーズ開始(第7、8弾発売)
2008年 4月 3rdシリーズ開始(第13弾発売)
2009年 1月 4thシリーズ開始(第21弾発売)
2009年10月 5thシリーズ開始(第27、28弾発売)

・・・と、なんの前触れもなく過去を振り返る事からスタートしてみたわけですが。

2007年2月に第0弾が発売され、シリーズがスタートした『A3』。
3年半もの間、特に大きな空白期間もなくリリースが続けられ、
2010年6月に遂に6thシリーズに突入しました!


6thの本格的なシリーズ展開は秋以降となる様ですが、
初弾として他に先んじての発売となった第33弾は、
A3シリーズ初の中東連合軍所属機「F-14Ex スーパートムキャット」。 


戦術機マニアを自称するスゴ腕整備士ヴィンセントをして、
「最高の海軍戦術機」と言わしめた機体ではありますが、
TECH GIAN誌上で『トータル・イクリプス』を読み進められていた方には、
”○の○○”の凄まじいまでの能力を演出する為の引き立て役となってしまった不幸な機体、
として印象深い機体かもしれません・・・




価格は、税込み 7,350円。
発売日は、2010年06月26日です。


<F-14Ex スーパートムキャット アズライール小隊所属機

登場作品は、
『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』と
雑誌「ホビージャパン」の連載企画『Tactical Surface Fighter in Action』(略して、TSFIA)
2009年7月号掲載の#22「Silent Dawn」


「F-14Ex スーパートムキャット」は、
イラン陸軍と米国のノースロック・グラナン社の共同開発により、
「F-14 トムキャット」を中近距離戦仕様に改修した準第3世代戦術機。

第3世代戦術機基準の高機動格闘戦能力を付与する為に
F-14のアイデンティティともいえる長距離誘導弾システム「フェニックス」の運用能力をオミットする代わりに
肩部装甲に大型スラスターを増設。
頭部モジュールの大型化によるレーダー性能の増強や
両腕・両脚へのカーボンブレード装備等の改修が施され、
国土奪回を掲げるイランの要求仕様に合った高機動戦重視の機体に生まれ変わった。

ベースとなったF-14は、最古の第2世代機でありながら、
改修を重ねる事で高い総合性能を獲得しており、
グラナン社は米国海軍に『スーパートムキャット計画』を提案していたが、
先行して改修が進められていたマクダエル・ドグラム社の「F-18E/F スーパーホーネット」が
予想以上に高い総合性能を示した為、計画は白紙となった。

その後、ノースロック社と合併したグラナンだったが、
『ATSF計画』で競合に敗れた影響を引き摺り、経営状態が悪化。
米国政府は同社の救済策として、唯一の海外F-14運用国であるイランに対し、
売却した機体の強化を持ち掛け、『スーパートムキャット計画』は
『プロミネンス計画』の一環として実現するに至ったのである。


搭乗者は、
『プロミネンス計画』での同機の試験小隊である「アズライール小隊」
隊長、サアド・アラーヴィ中尉など。





では、
いつも通りにパッケージから。



裏面には恒例の機体説明に加えて、
シリーズ初弾の箱裏によく見られる”幕開け”告知画像が。


ラインナップ紹介は、第31弾の「F-14D トムキャット」でした。



<本体>

塗装は全体的にツヤ消し塗装。
前腕部やスネのカーボンブレードなどは金属表現がなされた塗装となっています。


最大の特徴である迷彩の塗装品質については、
右肩の茶色が少々滲んでしまってましたが、他は問題ないレベル。

迷彩塗装を含め、全般的に綺麗に仕上がっていると思います。


右肩の国籍マークと左胸部の「F-14EX」の文字はタンポ印刷での再現となっています。





ベースとなったF-14(第31弾のF-14D)と。
 

突撃砲「WS-16C」は、F-14Dとはカラーリングが変わっていて、更に金属感のある塗装に。


F-14とはカラーリング以外にも外見上で色々変わっています。

相変わらず、F-14系の頭部デザインはしびれます。
肩部スラスターは奥の方も抜かりなし。


腕と脚部のカーボンブレードは、硬質素材でカッチリとした出来。


股間部のパーツ形状の変更やアキレス腱に当たる部位への装甲追加といった細かな違いも。



<付属品>



 ガンマウント ×1組
 ガンマウント(空) ×1組
 WS-16C +持ち手(左右)
 CIWS-D1+持ち手(左右)
 握り手(左右)
 跳躍ユニット(左右)
 跳躍ユニット接続パーツ(左右)


 武装は全ていつも通り、持ち手と一体。











跳躍ユニットの本体部分と主翼にあたる部分、迷彩塗装がちゃんと繋がっているのが嬉しいところ。


跳躍ユニットの迷彩が左右で同じパターンになってますが、
これは、F-14系最大の特徴である主翼部の可変機構の再現で左右の主翼パーツを入れ替えた際にも、
跳躍ユニット本体と主翼部の迷彩模様の繋がりを損なわない様にする為。

(・・・と、以前某日にボークス秋葉原SRで行われたミニトークショーの席で、
 ボークスA3担当のヤマグチさんが仰ってました)



「F-14D」に付属していたフェニックスミサイルは、オミットされたという設定に従い付属せず。


ただ、肩部装甲パーツは共用で同構造なので、
F-14Dをお持ちの方は、ちょっとした”オレ設定”を楽しむ事も可能です。





ナンバリングシールも付属しています。

(1個しかないので、
 隊長機の”01”にするか、『トータル・イクリプス』で見せ場(?)のあった”04”にするか迷います・・・)





<可動・付属品の詳細など>

F-14Dとの差異は、どれも可動面に影響しない箇所ばかりなので、
可動範囲については既に紹介済みの
2010 LIMITED 01「F-14D トムキャット ”ジョリーロジャース”指揮官機」をご覧頂けたらと。
<⇒ こちらです




続いては、武装を装備した姿など。
 





最後は、いつも通りポージング画像で。




ディスプレイスタンドには、
ハセガワの「フレキシブル・スタンド 【ロボット用A】」を使用してます。

F-14Dでは相性の良かったバンダイの「アクション・ベース1」ですが、
股間部分のデザインが変更された事で、ジョイントがしっかりハマってくれなくなってしまいました・・・









最後はこのツーショットで。

「化け物――・・・・・。 化け物だ――」


・・・このページの主役の座が、F-14Exではなくなってしまってますが(スイマセン)、
F-14Exが発売されたら、是非とも絡めてみたかったんですよね・・・。





以上、
A3 第33弾「F-14Ex スーパートムキャット アズライール小隊所属機」でした。


造形面&可動を含めた品質面では
かなりお気に入りのF-14Dが元になっているので、
購入前からあまり不安を感じてはいませんでしたが、やはり良いモノでした。

迷彩塗装で存在感も一際ありますし、
見ているだけでも十分楽しめますね。


初めてF-14系の機体に触れられた方は、
膝や足首の可動範囲に不満を感じてしまうかも?とは思いますが、
この”動き過ぎない”可動範囲は、弄っている時の安心感に繋がっていると思います。






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