A3 2010 LIMITED 03
 EF-2000
 
タイフーン
 
 
西ドイツ陸軍第44戦術機甲大隊”ツェルベルス” 第1中隊第2小隊長 ジークリンデ・ファーレンホルスト中尉機



「―――ツェルベルス2よりツェルベルス1、感無し確認(リード・ザ・セイム) 掃討完了(オール・クリア)です」

 (『TSFIA』 #21 より)



2010年の『A3』LIMITEDの3機体目は
西ドイツ陸軍第44戦術機甲大隊”ツェルベルス”の第1中隊第2小隊長にして、
大隊の副官を務めるグレート・ブリテン防衛の7英雄が一人、”白き狼”(ヴァイス・ヴォルフ)こと
ジークリンデ・ファーレンホルスト中尉の駆る白い「タイフーン」。


『A3』のLIMITEDはなんらかのイベントを記念しての発売となるのですが、
こちらは、ボークス主催イベント『ホビーラウンド』の1周年を記念して発売されたモノ。
(ホビーラウンドも秋には4回目の開催が予定されていますし、
 すっかりA3ファンにはお馴染みのイベントになった感がありますね)

去年までは春にLIMITEDモデルが発売される事はなかったので、
いつもより早いNo.03の登場となったワケですが、
今年のLIMITEDの通番が、一体いくつまでいくのか楽しみでもあり、若干怖くもあり・・・
(6月のNo.04までは決まってますが・・・まぁ、でも流石に去年の7体を超えたりはしないかな?)



価格は、 税込 7,350円。
発売日は、2010年05月15日です。



< EF-2000 タイフーン


登場作品は、
雑誌「ホビージャパン」の連載企画『Tactical Surface Fighter in Action』(略して、TSFIA)
2009年6月号掲載の#21 『The Euro Front』#3 「Vorländerwölfe」



「タイフーン」は、欧州連合が共同開発した多任務第3世代戦術機。

開発はNATO加盟各国による第2世代戦術機共同開発
『ECTSF(European Combat Tactical Surface Fighter)計画』としてスタートしたが、
欧州の戦況悪化などによりスケジュールは大幅に遅延。
フランスの脱退を引き金に計画中止が危ぶまれたが、英国による第3世代機開発への転換提案、
その後の概念実証機単独製作などの紆余曲折を経て、
ようやく第一線級の多任務戦術機としてデビューした。

純白のタイフーンは、西ドイツ陸軍第44戦術機甲大隊・通称”ツェルベルス”大隊に所属する
”白き狼”の異名を取るジークリンデ・ファーレンホルスト中尉の搭乗機。

同大隊には、
中隊指揮権を付与された衛士の搭乗機を特別色に塗装する部隊慣習があり、
大隊指揮官の機体は漆黒の機体色を纏っている。
この特別色への塗装については、
隊員の士気高揚のみならず、衆人環視に曝すことで”高貴なる義務(ノブレス・オブ・リージュ)”を
常に自覚させるという意味を持ち、
騎士(貴族)出身者のみで編成された部隊特有の伝統文化が感じられる。




最後の方の部隊慣習、
製品の箱裏にあるモノ(ほんの少し文章を書き加えちゃいましたが)ですが、
初出かな?


そろそろ商品紹介を。

まずはパッケージから。


裏面には恒例の機体説明と、
この機体の搭乗者、ファーレンホルスト中尉のイラスト。
この人の目を開けた状態のイラストは初公開かと。


ラインナップ紹介には、第32弾の一般仕様のタイフーンが。



<本体>

塗装は、
本体色、センサー部など全般的にツヤ消しです。
(腕部のブレードなどのグレー部分は、他のタイフーン同様にシルバーが入っていて若干キラキラと)
本体色は、白に近いグレーで派手さ抑え目な色になってます。

もう少し純白に近い白のイメージもあったんですが、これはこれで渋くて好みです。


塗装精度などは、他のタイフーンと特に変わらない印象。
いつも通りのクオリティだと思います。



頭部中央のセンサーマストは他のタイフーンと変わらず軟質のPVC製なので、
左右によれてる個体も多いと思われます。
(画像のモノは、いつも通りの方法(熱湯(80~90℃)に浸けて矯正)で矯正してます。
 やはり、ここがヨレ~となってると、カッコ良さ激減ですからね・・・)

頭部の額にあたる部分、以前に発売された黒・一般仕様よりもラインが綺麗に出てますね。
(ただの個体差での当たり外れかもしれませんが・・・)

胸部中央には、
他のタイフーン同様、タンポ印刷による”ツェルベルス”の部隊章あり。


”黒き狼王”と並べたい気持ちを抑えつつ、まずは一般仕様機と。


ジークリンデ機が若干”ふんぞり返ってる”感がありますが、ご容赦を。
頭部の上下可動が殆ど出来ないので・・・
(一般仕様機の方は、頭部を加工して上下可動を追加してます)



一般仕様機の方はスミ入れを追加してあるので、ジークリンデ機に比べて線が多くなってますが、
スミ入れされている箇所は、製品の一般仕様機と同じです。



跳躍ユニットを装備したタイフーンの後姿は、
本体と跳躍ユニットデザインの統一感が感じられて、かなり好きです。



<付属品>


 ブレードマウント × 1
 ブレードマウント(空) × 1
 ガンマウント × 1
 ガンマウント(空) × 1
 BWS-8 +持ち手(右)
 GWS-9 +持ち手(右)
 Mk-57中隊支援砲 ×1
 Mk-57中隊支援砲関連パーツ
  (ドラムマガジン ×2
   手首(左右))

 握り手(左右)
 跳躍ユニット(左右)
 

 武装は全ていつも通り、持ち手と一体。







突撃前衛長を務める機体なので、
中隊支援砲の代わりに、
ブレードマウントがもう1コと、BWS-8を左手に持ったパーツが欲しかったな~と
いうのが正直な感想。
(まぁ、中隊支援砲が無くなったら無くなったで、「さびしい」とか書いちゃうかもしれませんが・・・)


跳躍ユニットは他のタイフーン同様、
入っている箇所のブリスター形状のせいで主翼にあたる部分が湾曲してしまってるので、
熱湯(80℃~90℃)に10数秒浸けて真っ直ぐに矯正する事をオススメします。
(お湯に浸けるだけで、簡単に直っちゃいますしね)




<本体・付属品の可動など>


本体・付属品の可動などは、
既に紹介済みの
「2010LIMITED 02 EF-2000 タイフーン ”ツェルベルス” 大隊指揮官・第1中隊長 ヴィルフリート・アイヒベルガー少佐機」と同じなので
そちら<⇒コチラです>をご覧下さい。




お次は、装備仕様など。


ブレードマウント×1 + ガンマウント×1 + 突撃砲×1

TSFIAの画像ではこの装備仕様に見えました。


ブレードマウント×1 + ガンマウント×1 + 中隊支援砲×1







いつも通りの流れでポージング画像等を。


使用しているディスプレイスタンドは、ハセガワの「フレキシブル・スタンド 【ロボット用A】」です。






何日かに分けて撮ってるので、色味がいつも以上にバラバラですね。
スイマセン・・・





・・・さて、そろそろ頭部の可動がもどかしくなってきました。
下を向けないと、いつものカメラ位置では顔を正面に向けたポーズが撮れないんですよね。
(常に見上げてる画になっちゃいます)


という事で、
頭部の接続をボールジョイントに置き換えて、下を向ける様に加工しました。
(一般仕様機の紹介ページに載せた”なんの変哲もない基本中の基本”加工も一応<コチラ>に)


個人的には、あまり中隊支援砲のイメージを持てない機体ですが。


”静”を感じさせる女性キャラクターの搭乗機には、
つい、こういったポーズを取らせてしまいたくなるんですが、
(赤いType-00Fでも似たようなポーズ取らせてますネ)
果たして何の影響を受けているのやら・・・



”黒き狼王”と”白き狼”

(凄~くどうでもいい事ですが、
 「~き xx  と ~き xx」と書くと、つい「蒼き狼と白き牝鹿」という某歴史SLGを思い出してしまいます・・・)

阿吽の呼吸で、
もの凄い戦いぶりを見せてくれそうなエレメントです。


最後は、”ツェルベルス”大隊な感じで。





以上、
A3 2010LIMITED 03
「EF-2000 タイフーン 
 西ドイツ陸軍第44戦術機甲大隊“ツェルベルス”第1中隊第2小隊長 ジークリンデ・ファーレンホルスト中尉機」
でした。


突撃前衛長機というだけで、なんだかテンション上がってしまう私です。


製品そのものについては、
カッコいいデザイン&造形に惚れ惚れしつつ、頭部可動と平手の表情を残念に思い・・・と、
塗装精度などの品質も含めて、
今までに発売されたタイフーンと印象変わらず、といったところですが、
ブレードマウントの可動部の取れ易さは少し改善されてる様に思えました。
(ここはただの個体差かもしれませんが)


あとは・・・ちょっと付属品が寂しいかな・・・。



なにはともあれ、
短期間に大隊長機・副官機・一般仕様機と揃ったのは嬉しい事です。




ジークリンデ機としての活躍が、また『The Euro Front』本編で見られるといいのですが。




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