A3 2010 LIMITED 05

 F-14 AN3
 
マインドシーカー
   フサードニク中隊所属機



「―――フサードニク1より中隊各機。
 門まで距離5000、予定通り軌道降下部隊の敷設したマーカーに沿って侵攻する。
 警戒を怠るな―――姫君の機嫌も損ねるなよ


  (『TSFIA』 #32 より。)



遂にコミックスからも!

というわけで、
”マキシマオルタ”こと、コミックス版『マブラヴ オルタネイティヴ』にて初披露された機体「マインドシーカー」が
2010年夏の『A3』LIMITED第5弾として発売となりました。
(「ソ連主導のオルタネイティヴ3計画なのに、米軍の機体が?!」と
 コミックス第3巻で初めて当機体を見た時には驚いたものです)



こちらは、
2010年7月25日(日)開催の真夏のイベント『ワンダーフェスティバル2010[夏]』会場にて先行受注。
後にアージュファンクラブ会員専用の通販受付を経て、
8月29日、30日のイベント『キャラホビ2010』会場で現物を販売。
ワンフェス会場受注分についてはキャラホビ初日から受注時に指定した方法(郵送 or 全国のボークスSRで受領)での受渡し開始
・・・と例年にはない形式での販売となりました。

もちろん、関東限定イベントでの先行販売後には全国のユーザーに向けての
各ボークスSR、ホビースクエア京都、通販隊、ボークスWEBサイトストアでの販売が予定されていて、
そちらはキャラホビの1週間後、9月4日〜5日開催のボークスイベント『VOLKS ALL THAT'S HOBBY 13
が販売の場となっています。





価格は、税込み 7,140円です。


<F-14 AN3 マインドシーカー フサードニク中隊所属機

登場作品は、
『マブラヴ オルタネイティヴ』(コミックス版のみに登場)と、
ホビー誌「ホビージャパン」の連載企画『Tactical Surface Fighter in Action』(略して、TSFIA)
2010年4月号掲載の#32「Blood Red Carpet」。


「F-14 AN3 マインドシーカー」(露名 : ロークサヴァー)は、
米国海軍戦術機 「F-14 トムキャット」をノースロック・グラナン社(92年当時グラナン社)が
改修した特殊偵察任務専用の戦術機。

ソ連主導の「オルタネイティヴ3計画」総司令部のオーダーに従い、
「人工ESP発現体によるBETAの思考探査」の実効支援機として開発された。
管制ユニットは原型機同様、複座仕様であるが、
機体制御はすべて後部の航法管制士官席で行い、
前部の兵器管制士官席は特殊偵察要員(人工ESP発現体)専用に改装されている。
長距離誘導弾システム「フェニックス」の運用能力はオミットされ、
代わりに頭部モジュールや両肩装甲ブロック、両前腕部に多数の複合センサーポッドを装着している。

1990年に部隊運用が開始され、92年のインド・ポパールハイヴ攻略を目的とした「スワラージ作戦」に於いて、
初の実戦投入。
95年のオルタネイティヴ4による計画接収まで、世界各地の特殊偵察任務に従事した。


搭乗者は、
「フサードニク中隊」
所属 レオニード・ドラガノフ少尉など。



「社 霞」を知る者にとっては、意義深い機体です。

TSFIA劇中では、
「フェニックスを奪われ、ゴテゴテ付けられたセンサーで空力性能まで落ちて・・・」と衛士には愛されず、
人工ESP発現体についても、”バーバヤガ”のルビと共に魔女と呼ばれたり、人形風情と言われたり・・・と
人・機共になかなかに”散々な扱い”ではありますが・・・

(以下、完全・完璧に余談ですが。
 ”バーバヤガ”と書くと、「7人の魔道師」という小説が強く思い出されます・・・)




ではでは、
いつも通りにパッケージから。



裏面には恒例の機体説明に加え、
F-14系列機の箱裏らしく、F-14D(第31弾)とF-14Ex(第33弾)がラインナップ紹介に。




<本体>

塗装は全体的にツヤ消し塗装。
足の甲などの濃いグレー部は金属感のある塗装になっています。

パッケージ状態では、当機体の特徴でもある複合センサーは付いておらず、
F-14Dと大差ない姿に。
(画像だとあまり変わって見えないのですが、
 肩側面のグレー部分の隣の青紫色は他の本体色の青紫よりも少し濃い色になってます)


塗装品質については、塗装汚れやムラもほとんど見られず、
A3の塗装としては全般的に綺麗に仕上がっていると思います。



中央に追加された後方に流れる2本の角状の突起により、ロシア機っぽくも見える頭部。

この頭部形状から、
ロシア語で「みみずく」を意味する「ロークサヴァー」と呼称されるとの事。


股間部には、
「ALTERNATIVE V」の文字と、キリル文字の「Всадник」(フサードニク)、
そして中隊の部隊章である騎兵のマーク(”フサードニク”はロシア語で「騎兵」を意味するそうです)がタンポ印刷で。

図柄も文字もちゃんと判別出来るレベルで印刷されています。
サイズを考えると結構スゴイ事なのではないかと・・・




<付属品>




 複合センサー(右肩用) ×1
 複合センサー(左肩用) ×1
 肩部センサー取付け用パーツ ×2
 ガンマウント ×1組
 ガンマウント(空) ×1組
 WS-16C +持ち手(左右)
 CIWS-D1+持ち手(左右)
 握り手(左右)
 跳躍ユニット(左右)
 跳躍ユニット接続パーツ(左右)


 武装は全ていつも通り、持ち手と一体。










肩装甲のパーツを一部取り外して、複合センサーを装着。


センサーは左右共に○軸での接続なので、接続基部での回転が可能。


前腕部センサーの文字はタンポ印刷で。




ベースとなったF-14(第31弾のF-14D)と並べてみましょう。


頭部形状、肩・前腕の複合センサー、足首後ろの増加装甲と、
形状面の違いは決して多くないのですが、
大きく異なる機体色の為か、印象はかなり変わっています。



付属品に戻りますが、
嬉しい事にナンバリングシールも付属していました。

相変わらず、A3のシールを上手く撮れたためしはありませんが、
(見え難くてスイマセン・・・)
黒線枠内には、以下のモノが用意されています。

・右肩装甲用の UN ×2
・左肩装甲用
  ・上段用の 021 ×2
  ・下段用の 01 〜 09 ×各2
・左肩センサー用の 01 02 03 ×各2


貼ってみるとこんな感じに。

(いつも通り、シールの光の反射を抑えるために水性のつや消しトップコートを吹いてます)

部隊ナンバーは、とりあえず隊長機の”01”に。
(この機体が登場したTSFIA劇中の主役でもあるドラガノフ少尉の”03”と迷いましたが・・・)


やはりシールを貼ると、見た目の情報量が増えていい感じになりますね。




<可動・武装や跳躍ユニットについて>


既に紹介済みのF-14Dとの差異は、どれも可動面に影響しない箇所ばかりなので、
可動範囲や武装、跳躍ユニットについては、
2010 LIMITED 01「F-14D トムキャット ”ジョリーロジャース”指揮官機」をご覧頂けたらと。
<⇒ こちらです
(太字部分をクリック)




続いて、跳躍ユニットと武装を装備した姿を。


付属シールを貼った状態で1枚。






最後は、いつも通りポージング画像で。


前腕部センサーが突撃砲と干渉してしまうので、
手を突撃砲に添えるポーズは綺麗にキマりませんでした。


前腕部のセンサー、
保持力は問題ないレベルなのですが、
動かしていると結構外れやすいので、ポーズを付けてから最後に取り付けるのがよいかと。


ディスプレイスタンドには、バンダイの「アクション・ベース1」が相性よし。

ハセガワの「フレキシブル・スタンド 【ロボット用A】」は、ちょっと安定感に難ありといったところ。
(撮影時の使い勝手が良いので(微妙な角度変更がし易いのです)、多用してますが)



・・・しかし、当サイトではいつも使ってるのがこの2種ばかりで・・・
そろそろ、最近の「魂STAGE ACT.5」とかを試した結果を書かないとダメかなぁ・・・









以上、
A3 2010LIMITED 05「F-14 AN3 マインドシーカー フサードニク中隊所属機」でした。


気になるのは、以前発売されたF-14系の商品よりも外れやすくなってしまった気がする、
跳躍ユニットの可変翼部ぐらいでしょうか(もちろん個体差もあるとは思いますが)。
A-LOCKは各部カッチリとしてましたし、
動き過ぎない適度な可動(ポーズ取らせてると、膝はもう少し可動範囲が欲しいかな?と思う時もありますが)
と相まって、触っている時の安心感は他のF-14系商品同様に高いです。


相変わらずのカッコイイデザイン&造形ももちろん良いのですが、
(F-14系は本当に大好きです)
今回の一番のお気に入りは、精度高めな股間部のタンポ印刷。
かなり良いワンポイントになっていると思います。
(ここが一番気に入ってしまうとは、自分でもちょっと意外なのですが・・・)



・・・F-14系列の商品を触るのは既に4体目になりますが、どれも品質が安定してますね。
各部パーツの素材選びと可動部分の仕込み方が上手いのでしょうか?





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