A3 2010 LIMITED 07

 イギリス陸軍
 
EF-2000 タイフーン
 
 




2010年の『A3』を締めくくるLIMITEDは、イギリス陸軍仕様の「タイフーン」。


これで、現在までに『TSFIA』で公開された4種のタイフーンは、ひとまず揃ったことになりますね。
(それにしても、昨年はトムキャットとタイフーンの年でしたねぇ。
 まさか両機種ともに、デザインが公開されてるバリエーションが年内に全て発売される事になるとは・・・)


こちらは、
2010年12月29日(水)開催のイベント『第2回 国際オルタバカ会議』会場と
2010年12月29日(水)~31日(金)開催のイベント『コミックマーケット79』会場にて先行販売。

その後、
2011年1月1日(土)~10日(月)にボークスが開催するイベント『ニューキットエキシビション2011』
(全国のボークスSR、ホビースクエア京都、通販隊、WEBサイトストアにて開催)、
でも販売されています。

また、
いつもの通り、アージュファンクラブ会員向け通販にても数量限定販売が予定されている様です。
(販売開始日等、詳細は未発表)




価格は、 税込 6,825円です。


< EF-2000 タイフーン  イギリス陸軍仕様 >


登場作品は、
雑誌「ホビージャパン」の連載企画『Tactical Surface Fighter in Action』(略して、TSFIA)
2010年3月号掲載の#31 『The Euro Front』#7 「Haves and Havenots」、
2010年9月号掲載の#37 「First-In,Last-Out」



「タイフーン」は、欧州連合が共同開発した多任務第3世代戦術機。

開発はNATO加盟各国による第2世代戦術機共同開発
『ECTSF(European Combat Tactical Surface Fighter)計画』としてスタートしたが、
欧州の戦況悪化などによりスケジュールは大幅に遅延。
フランスの脱退を引き金に計画中止が危ぶまれたが、英国による第3世代機開発への転換提案、
その後の概念実証機単独製作などの紆余曲折を経て、
ようやく第一線級の多任務戦術機としてデビューした。


英国陸軍の制式装備である大剣(グレートソード) 「BWS-3」は、
斬撃よりも機動打突戦術への対応に優れ、
耐久力も高い近接戦闘長刀である。
攻撃力の高さから”要塞級殺し”(フォートスレイヤー)の異名をとり、
英国陸軍突撃前衛の象徴ともいえる存在だったが、
その重量は未熟な衛士にとってはむしろ徒となるケースが多かった。
2000年のEF-2000実戦配備に伴い、英国軍の対BETA戦術が同機の高機動を活かした近接機動砲撃戦へ
転換した事を受けてBWS-3は生産打ち切りとなったが、
熟練衛士からの評価は高く、前線ではその後も運用を続けている部隊が数多く存在する。



2回のTSFIAに登場している英国仕様ですが、
リヴァプール軍港に居並ぶ姿と、BWS-3を手に空を往く姿が
第三者視点で描かれてるだけなんですよね・・・

是非とも、名前を持った衛士が搭乗しての活躍シーンを見てみたいものです。



そろそろ商品紹介という事で、まずはパッケージから。



裏面には恒例の機体説明と
ラインナップ紹介(第33弾と第34弾でした)。



<本体>

塗装は、本体色、センサー部などはツヤ消しで、
腕部のブレードなどのグレー部分は、他のタイフーン同様にシルバーが入っていて若干キラキラと。




塗装精度などは、他のタイフーンと変わらない印象。
いつも通りの『A3』クオリティだと思います。



頭部中央のセンサーマストは他のタイフーンと変わらず軟質のPVC製なので、
左右によれてる個体もあるかと。
(画像のモノはイベント会場での手渡しですが、今回は幸いなことにまっすぐでした。嬉しい・・・)




<付属品>


 ブレードマウント × 1
 ブレードマウント(空) × 1
 ガンマウント × 2
 ガンマウント(空) × 2
 GWS-9 +持ち手(右)
 BWS-3 × 1
 手首(BWS-3 手持ち用)×1組
 手首(BWS-3 グリップ用)×1組
 握り手(左右)
 跳躍ユニット(左右)
 

 突撃砲(GWS-9)はいつも通りに持ち手と一体ですが、
 長刀(BWS-3)は持ち手とは別になっています。










跳躍ユニットは他のタイフーン同様、
入っている箇所のブリスター形状のせいで主翼にあたる部分が湾曲してしまってるので、
熱湯(80℃~90℃)に10数秒浸けて真っ直ぐに。
(お湯に浸けるだけで、ほぼ真っ直ぐになっちゃいます)



今回の最注目武装の長刀”要塞級殺し”(フォートスレイヤー)ことBWS-3と、専用の手首パーツ。


BWS-3は柄の部分の分離が可能で、手首パーツは、
柄の保持用と刃側にあるグリップの保持用が、それぞれ左右付属しています。


持たせると、なかなかいい感じの角度になります。



手首と剣が別々だと、剣の向きを変えられるのがいいですよね。



『A3』シリーズ初となる、武装と持ち手が別々という嬉しい仕様ですが、
遊び易さを見ていきましょう。


まず刃のグリップ側の手首パーツですが、
比較的容易に、そして塗装を傷めることもなくセット出来ました。
保持力も特に問題なし。

しかし、柄側は
個体差もあるかとは思いますが、少々問題あり。
親指と人差し指が繋がっているので保持力は高い反面、
差し入れずらく、
(冬場でPVCパーツが硬くなっているというのもあるとは思いますが)
無理に入れると柄のパーツの塗装がはがれてしまう可能性が高いです。

柄側に手首パーツをセットする場合は、
一旦ドライヤーや熱湯でパーツを柔らかくしてからの方が無難かと。



・・・とりあえず、ちょっと剥がれてしまったので
「ガンダムマーカー スミいれ用(グレー)」で軽くリタッチ・・・
(まぁ、剥がれたのは付け根部分だけなので殆ど目立たないんですが)



ブレードマウントは新規パーツです。

以前発売されたタイフーンのブレードマウントは、
マウントの可動部でポロリしてしまうことがありましたが、
今回は挟み込む仕様に変更されているので、その心配は無い様です。


ブレードマウントパーツの方のBWS-3の柄が外れないのは、ちょっと残念。


本体とBWS-3とのサイズ比はこんな感じです。





<本体の可動部>


頭部の可動は相変わらず首の付け根のみ。改善はされていませんでした・・・


というわけで、本体の可動などは、
既に紹介済みの
「2010LIMITED 02 EF-2000 タイフーン ”ツェルベルス” 大隊指揮官・第1中隊長 ヴィルフリート・アイヒベルガー少佐機」と同じなので
そちら<⇒コチラです>をご覧下さい。




お次は、武装を装備した姿など。


ブレードマウント×1 + ガンマウント×1 + 突撃砲×1

英国軍は突撃前衛もこの仕様なんでしょうか?



ガンマウント×2 + 突撃砲×2

強襲掃討仕様も可能です。






最後は、いつも通りの流れでポージング画像を。


右画像、(他の以上に)色々と締まらないポーズになっちゃってますが。
実は最後の最後に撮った画像なんですが、もうね、股関節がね・・・


使用しているディスプレイスタンドは、ハセガワの「フレキシブル・スタンド 【ロボット用A】」です。






『TSFIA』での空を往く姿も再現出来ました。
(・・・まぁ、使ってるのは『A3』化された当商品とほぼ同じモノの筈なので、当然といえば当然なのかもしれませんが)

(こちらで使用しているディスプレイスタンドは、バンダイの「魂STAGE ACT.5 (クリアー)」です)

ただ、上体を反らせず、頭部も上を向けないので、
いまいち飛行ポーズが決まらないんですよね、タイフーンは・・・



持ち手が固定されていないので、
剣を持ったポーズは結構自由度が高いと思いますが、
手首の方がいつも通りの横回転のみという事もあって、
打突の為のチャージポーズを取らせるのは、ちょっと難しい印象です。


突きのポーズは綺麗に決まると思うんですが。





最後は、第32弾の西ドイツ”ツェルベルス”大隊の一般機仕様と。



今後の『The Euro Front』で、”ツェルベルス”と共闘しての戦闘シーンが描かれると嬉しいのですが。




・・・さて、とりあえず
頭部可動の加工をやらないと。
(↑クリックで、第32弾のページで紹介した頭部加工(定番の方法ですが)にジャンプします)





以上、
A3 2010LIMITED 07「イギリス陸軍 EF-2000 タイフーン」 
でした。



今回はかなりのハズレを引いてしまったのか、
股関節A-LOCKの状態が悪くて、ポーズを取らせるのにひと苦労で・・・

「今年のA3は、股関節のコンディションが安定してて良かったですねぇ♪」

・・・なんて、
2011年は言えると嬉しいですね。
(A-LOCKがあんまりにも酷い状態の時は交換して貰えるとはいえ、
 なるべくそういう事態にはならない方がいいですし・・・)


本体の仕様については、
他のタイフーンと何も変わっていないので、印象も同じです。
「首付け根だけじゃなく、頭部もちゃんと可動して、平手がもう少し使い勝手がよければ、かなり良いモノなのに・・・」
と毎度のことながら思います。


ただ、BWS-3と持ち手が別パーツというのは、かなり嬉しい仕様でした。
やっぱり、ポーズの自由度が段違いです。
今後も折を見て、この”武器と手首パーツが別”という仕様を試みて欲しいなぁと。





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