「武御雷」改造 <A-LOCKお試し改造パックを入手したので、試してみましたver>
<3.胸部の可動改造> (海洋堂の「リボルテック」でお馴染みの”リボルバージョイント(8mm)”を使用します)
まず、注意点ですが、
リペイントを前提とした改造になっています。
模型誌「月刊 ホビージャパン」08年1月号にて、「不知火」の改造作例で紹介された方法を
「武御雷」に適用した物です。
(パクッてばかりで申し訳ないです・・・)
<目 的> 「武御雷」の胸部を独立可動させて、前に屈める様にする。
(出来れば後ろにも反らしたい)
<方向性> 出来れば、元デザインを崩し過ぎないようにしたい。
でも、困難な作業になる事必至なので、デザインうんぬんは、臨機応変(悪く言えば”いきあたりばったり”)に。
<必要な物>
・ リボルバージョイント(8mm) ×1
・ デザインナイフ、マイクロナイフ等、A3本体の素材を切断できる道具
・ ニッパー
・ ピンバイス、3mmのドリル刃
・ 彫刻刀(丸刃)・リューター等、A3の素材を削れる道具
・ 熱湯 (90℃程度)、熱湯の入れ物(湯呑み等)
・ ピンセット等、熱湯からパーツを取り出せる道具
(失敗した時のフォローが難しい箇所なので、
”胴体にナイフを入れる無謀な心意気”が一番必要な物かもしれません)
1) 胸部の準備
「武御雷」の胴体各部を熱湯などで温めながら、可能な限りのパーツを外して、
胴体パーツのみにします。
2) 胴体の分割
@ 前述の「ホビージャパン」作例を参考に、胸部と腹部にパーツを分割します。
「マイクロナイフ」など、切断したい方向に深く切り込みを入れられる道具があると、
作業が容易になります。
作業後の写真になっていますが、分割ラインは下の写真で。
(白い部分がのぞくラインで分割しています。背部はちょっと分かり辛かったので、分割ラインを赤くしました)
作業の進め方は、
胴体パーツを熱湯などで温めて柔らかくする
→ 分割ラインに沿ってナイフで縦に切りこみを入れる → 冷えたらまた温めて・・・の繰り返しです。
脇腹辺りにある程度ナイフを挿し込める様になると、ナイフの先に空間を感じられるので、
(ちょうど胸の内側辺りは、体の芯となる部分を除いて空洞になっている模様)
そこまでいけたら、次は胸部と腹部を分割する為、横方向にナイフを進めます。
・・・ここは手探り状態から作業をスタートしました。
結果として、とても作業が困難だった事もあり、文章での説明も難しいです。
分かり辛い文章で申し訳ないです。
なんとか無事、分割した写真です。
諸事情(撮影中にカメラ昇天。撮影した写真のデータ救えず)で、分割直後には無い穴が胸部側に出来てしまってます。スイマセン)
胸部を前後させた時に、なるべく腹部との隙間が出来ない様に、
腹部側に余裕を持たせて分割しています。
A (既に上の写真では開いてしまっていますが)、胸部側にリボルバージョイントの軸を通す為の
穴を、3mmのドリルで開口します。
胸部側はこれで完成。
3) 腹部へのリボルバージョイント埋め込み
胸部側は、パーツ中央に芯があるので、中央の穴は問題なくあけられますが、
周辺は、1mm程度の厚みしかないので、ジョイントを胸部側に埋め込むのは無理でした。
結果、ジョイントは腹部に埋め込む事に。
@ 分割して出来た胴体パーツに、リボルバージョイント(8mm)を埋める為、
ひたすら彫ります。
(リューターを持ってないので、彫刻刀で彫ってます。
彫り過ぎて腹部パーツを貫通してしまわない様に注意しながら、作業を進めました)
胸部と合わせてみて、無改造状態と違和感がなくなる程度に、ジョイントを埋める事が出来れば、
胸部と腹部は完成。
A 腰にある胴体の接続軸を、軸にある引っかかり(少し太くなってる部分)が残る様に、ニッパー等で切断。
B Aで切断した軸に、リボルバージョイントの軸を通す為の穴を、3mmのドリルで開口。
C 腹部を腰に繋げ、リボルバージョイントを設置し、
胸部を繋げれば、完成です。
何故ジョイントは青なの?という人、大勢いらっしゃるでしょうねぇ・・・
手近に青色のジョイントしか無かったので、とりあえずという事で使ってます。
そのうち、なんとかグレーか黒のジョイントを見繕って交換してやりたいと思ってます。
<可動範囲>
最大限、前に屈めた状態。
最大限に屈むと、ちょっと背中が不自然な状態になっちゃうのが難点ですね・・・
最大限、後ろへ反らした状態。
これでも反らしてます。精一杯です。
結果として、
前屈みは満足いくレベルに出来ましたが、後ろへ反らす事は殆ど出来ませんでした。
(デザインをもう少し崩せば、もうちょっと反らす事は出来そうですが・・・)
それにしても困難な作業でした。
(二度とやりたくないような、「不知火」にもやってみたいような・・・)
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