タカラトミーアーツ

 トータル・イクリプス フィギュアコレクション TSF Side




今回紹介するのは、タカラトミーアーツ社の
「トータル・イクリプス フィギュアコレクション TSF Side」です。



1回400円のガチャガチャで、
発売(という表現が正しいのかどうか・・・)は、2013年1月です。






ラインナップされている機体は、
・00式戦術歩行戦闘機 武御雷 Type-00F
・XFJ-01a 不知火・弐型
・Su-37UB チェルミナートル
の3機。

(3体並べてみると、
 設定通りにチェルミナートルが少し大きくなっている辺り、拘りを感じます)


それぞれに武装バリエーションが2パターンあり、
全6種のラインナップとなっています。


サイズは頭頂高で、約8.5cm。

 (左は同社のガチャで展開されたビデオゲームロボティクスのX4+。右はリボ戦術機です)




それでは、まず本体から。

00式戦術歩行戦闘機 武御雷 Type-00F

ほぼ省略されることなく色分けされてます。



タンポ印刷で丁寧に仕上げられた鶏冠部や、ちゃんと塗り分けられてる指先など
この小さなサイズでかなり頑張ってるなぁと。



XFJ-01a 不知火・弐型

頭頂部や両肩のマーキングは省略されていますが、
他は各所の黒いラインなど複雑な色分け部分もキッチリと。



Su-37UB チェルミナートル


設定画とは少しパターンが異なりますが、迷彩塗装あり。
この小サイズで、これはスゴイ・・・


ただ、頭部の塗装(特に頬にあたる部分)には違和感があったので、


ラッカー薄め液(クレオスのを使用)で、ササッとやって・・・


スッキリ。





お次は、可動部位など。


同社のビデオゲームロボティクスでも可動は仕込まれていたし、
頭部・肩・肘・股関節・足首ぐらいは動くんだろうなー・・・等と思っていたんですが、


驚きのパーツ構成でした。

(手前の肩関節、向きが逆になってる・・・)


頭部、肩装甲、肩、上腕、跳躍ユニット、股関節、足首がボールジョイント可動、
肘、膝は前後可動、
手首、腰が丸軸で回転、腰装甲も上下に可動します。



↑は不知火・弐型ですが、
パーツ構成については他の2機も同じ仕様となっています。


このサイズ、この価格で色々ビックリなパーツ数ですが、
最も驚いたのが、
上腕と太ももにロール可動が仕込まれている事。



武御雷もチェルミナートルも同じく上腕、太もものロール可動がありますが、
武御雷の上腕ロール可動は他の2機とは少々異なるので、画像を。


苦心の後が・・・

上腕がこの様な接続位置になっているので、上腕ロールさせると、
ちょっと違和感を感じます。



肘や膝の可動範囲ですが、狭いです。
まぁ、戦術機の肘や膝は、単純な可動機構では可動域を確保するのが難しい部分でもありますしね。


武御雷やチェルミナートルの肘や膝の可動範囲についても、
弐型とほぼ同じです。


後は、最後のポーズ画像で可動範囲を見ていただければと・・・


ということで、ここからは付属パーツを。

カプセルにはそれぞれ、
突撃砲装備バージョンか近接戦闘武器バージョンの武装が入っていて、
計6種のラインナップとなります。


武御雷
左画像:87式突撃砲装備
右画像:74式長刀装備

(右画像の「74式長刀装備」には、肩装甲・腕がもう一組入っているわけではありません。
 00式近接戦闘用短刀は取り外せないので、やむを得ず・・・)


不知火・弐型
左画像:87式突撃砲装備
右画像:74式長刀装備

不知火・弐型には、短刀(右手)がどちらにも入っています。



チェルミナートル
左画像:A-97突撃砲装備
右画像:モーターブレード装備

モーターブレードの展開パーツは、分割箇所が工夫されているなぁと。
リボルテックもこうすれば展開前の見映えもよかったのに・・・。



バリエーションを2つ揃えることで、過不足ない姿になります。






後は、ポーズを付けて・・・







もっと、色んなポーズを付けて撮影したかったんですが、
動かしていると腰装甲やウェポンマウントがとにかく外れやすくて・・・・・・降参。


腰装甲が外れやすいのは、
小さなサイズに上下可動を仕込んだ事によるデメリットが出てしまってるなぁと。
とはいえ、動かないと股関節の可動範囲が狭くなってしまうので、
ここは致し方なしといったところです。

ウェポンマウントの方は、根元の可動がなく向きが固定されてしまうので、
胴体を捻ると跳躍ユニットに干渉してポロっと。
丸軸接続にすると強度面が不安ですし、ここも仕方ないかな・・・







以上、
「トータル・イクリプス フィギュアコレクション TSF Side」でした。


同価格帯のガチャガチャで、
「シューティングゲーム・ヒストリカ」シリーズや
「ビデオゲーム・ロボティクス」シリーズといった
小サイズながらも造形やギミックに拘ったモノを作ってきた実績のある
タカラトミーアーツなので期待していたのですが、
期待以上の出来でした。


ポロリしやすいという残念な面もあるにはあるんですが、
やっぱり、この小さなサイズでこの可動、この塗装はスゴイなぁと。






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