バンダイ
魂STAGE ACT2:アクションサポートタイプ

『A3』各種と各社より発売されているスタンドとの相性を(今更ながら)
検証していくこのコーナー。

第1回目となる今回は、
最近バンダイより発売された、「魂STAGE ACT2 : アクションサポートタイプ」を検証してみます。


価格は、税込み 1,365円です。


まずは、最近発売された商品という事で、簡単な商品紹介から。


パッケージはこんな感じ。



続いて商品の内容物です。

 台座は同一仕様の物が3枚。
















 ジョイント(大) ×3 (台座と支柱の接続用)
 ジョイント(小) ×6
 支柱(長) ×3  ・・・長さは 約10cm
 支柱(中) ×3  ・・・長さは 約7.5cm
 支柱(短) ×3  ・・・長さは 約5cm












 クリップ基部(支柱スライドタイプ) ×3
 クリップ基部(ジョイント接続タイプ) ×3
 クリップ(挟み込みタイプ) ×3組
 クリップ(差し込みタイプ) ×3組














台座には、最大3箇所にジョイントを挿し込む事が可能です。
(使わない穴はカバーで塞げます)

ジョイントは回転させる事が可能。
挿し込み穴が6角形になっているので、回転させた位置に対する保持力は高いです。


台座接続用のジョイント(大)はクリック式で、7段階に位置を調節出来ます。





支柱接続用のジョイントの方は、クリック無しですが、
かなりキツ目の可動なので、それなりに角度の保持力あり。
(保持力うんぬんについては、当然載せる物の重量に左右されますが・・・)

ネジ止めされているので、ユルくなってきたら、プラスドライバーでのメンテも可能。


支柱に対して、ジョイントの接続軸が少し短いので、ある程度重い物を載せると
縦方向への踏ん張りが利かずにジョイントと支柱が外れてしまうのが難点です。

(あくまでも『A3』を載せる事を前提に書いてますので・・・。
 MIAとかリボルテックとかの重さなら、あまり無茶をしない限り外れたりしません)


前述した通り、クリップ基部は2種類付属していて、
支柱をスライドさせるタイプと、ジョイントに接続するタイプ。


2種類あるクリップはこんな感じで、もちろん2種類とも幅の調節が可能。


挟み込みタイプは、『A3』の胴体なら大体の物を挟む事が可能なサイズになってます。
(ココら辺は後ほど)

画像はジョイントに接続するタイプの基部だけですが、当然スライドタイプの基部にも使用可能です。



というわけで、商品の内容物紹介も一通り終わったので、
スタンドを組み立ててみます。

支柱をジョイントで接続する仕様なので、
長さの異なる支柱を組み合わせる事で、それなりにお好みの高さのスタンドを作成する事が可能です。

左画像が短い支柱一本のみを使用したもの。
右画像は長い支柱だけを3本繋いで見たもの。
(さすがに右画像の物は、かなり軽い物しか載せられそうにありません・・・)

支柱接続用のジョイントは全部で6個あるので、ひとつの台座だけに使用する前提なら、
もっと高くて長い物も作れます。



では、そろそろ本題の『A3』各種との相性検証へ。

・・・といきたいところだったんですが、
やはり全高17cmほどのPVC主体の重い物を載せる事がこの商品の目指している物では無いので
『A3』を載せて安心して飾れるスタンドとは言い難く・・・。

ここからは
「それでも載せてみたい!」というチャレンジ精神旺盛な方の為に
一応こんな感じで、「吹雪」などの軽量級から「ラプター」などの重量級まで載せられますが・・・
という趣旨でいかせて頂きます。
(相性検証の第1回目がこんな形で申し訳ないです)



『A3』を載せる時の基本形はおそらくこんな感じがよいかと。

台座が小さいので、安定感を稼ぐ為に台座の真上に載せた物が来る様にして、
支柱はなるべく短くします。長い物を使用すると強度的にかなりの不安が残るので。
(写真は、中と小の組み合わせ)



左画像は挿し込みタイプのクリップを使用。
右画像は挟み込みタイプのクリップを使用。

(載せた直後はかなりグラグラしますが、徐々に収まります)


戦術機の胴体は総じて細いので、挟み込みタイプでも大体の機種は安定感のある挟み込みが可能です。

台座部分のクリック式ジョイントの角度保持力は殆ど問題ないレベルですが、
支柱部分のジョイントの関節は、やはり『A3』クラスの重さを支えるには若干荷が重く、
重さに負けない角度に調整する必要があります。
(このバランスを取る作業にひと苦労。重心が前過ぎたり後ろ過ぎると関節が負けます・・・)

また載せた後には、(個体差もありますが)
ジョイントの接続軸が重さに負けて左右に回ってしまい、バランスが崩れて倒れるケースも発生。
(軸が回ってしまわない様に調整してやる作業に、またひと苦労)




・・・軽量級の部類に入る「武御雷」でもこんな調子です。



他の機種も「武御雷」と同じかそれ以上の苦労が発生しますが、載せられます。


「吹雪」は軽いのでそんなに苦労は無く。



「不知火」もそんなに苦労はしませんが、「イーグル」系はかなりの重量級なので、真ん中のジョイントの調整に一段と苦労します。





「チェルミナートル」は大きいサイズながらも、細身で比較的軽いので、
あまり苦労もなく載せられました。
(胸部可動はやっぱりいいですね。自然な飛行ポーズが取れます)


ちなみに上の左画像では、「チェルミナートル」はこれぐらい傾けてますが、
台座の真上あたりに位置してるので、それなりに安定してます。




今まで発売されている『A3』の中でも特に重い「ACTV・イーグル」や「ラプター」系も
載せる事は可能ですが、
「触るな、危険!!!」って感じで、ちょっとした事でバランスが崩れて倒れます。
まさに一触即発な状態です。
(この2機種を載せるのは本当にオススメ出来ません)




え〜、仕様ではひとつの台座に3個飾る事が可能なわけですが、『A3』でそれをやろうとすると
神経が著しく衰弱します。

3体飾りたい場合は、素直に3個スタンドを使用するのが無難かと。

3個使っても場所をあまり取らないってのは良い事なんですが・・・


以上、
「魂STAGE ACT2 : アクションサポートタイプ」でした。


この値段(1コ450円ほど)でこの機能なので、
軽い物を載せる場合は、色々出来て優れたスタンドだと思います。
(私の買った目的も、MIAとかIAOS、リボルテック、今後発売されるROBOT魂等に使用する為だったりします)

しかし、『A3』には”使えない事も無い”レベルですので、
『A3』を載せる目的で買われるのは、あまりオススメ出来ません。
(同程度の金額で(スタンドの数は1個になりますが)、
 安定感のある「ハセガワ」のが買えるので、そちらの方が良いかと)



次の相性検証はちゃんとオススメ出来るスタンドで
やりますので・・・



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