コトブキヤ プラスチックキット
F-18E/F スーパーホーネット 海兵隊仕様
「私は今回も必ず戦い抜いて、語り継ぐ―――
(『TSFIA』 #50 Salty Fields Never Endより。)
初立体化!
今回紹介するのは、コトブキヤの戦術機プラキット第5弾
「F-18E/F スーパーホーネット 海兵隊仕様」です。
価格は 税込み 5,040円。
発売は、2011年7月です。
(※ 塗装箇所についての記載もしていますが、
こちらのページは私が作った作品を紹介するページではなく、
あくまでも製品を紹介するページですので、
各部の仕上げの粗さはどうかご容赦を)
塗装は部分塗装のみで、
黄色いセンサー部は光沢トップコート、その他の箇所にはつや消しトップコートを吹いてます。
(今回もお手軽仕上げです)
クリアパーツは、
メインカメラ、肩装甲(前後面)・胴体(左右の肩付け根部分)・膝下センサー部に。
(肩装甲と膝下のセンサーパーツは製品状態では黄色いクリアパーツなので、クリアオレンジで塗装要)
肩装甲の米軍マークと識別番号、胸部左右、右腰装甲上面のマーキングは
水転写式デカールで再現。
左肩の識別番号は、01〜04まで用意されていたので、
米国海兵隊第318戦術機隊「ブラック・ナイヴス」隊長、
”ナイヴス1”こと、ダリル・マクマナス機の02に。
顔面のメインカメラ部分のクリアーパーツは、
不知火・弐型と同様にパーツの内側が光を取り込みずらい形状の為、目立たせるのは難しく・・・
(裏面にシルバーを塗る事もかなわないので。一応、悪あがきでメタルテープを貼ってはいますが)
メインカメラ周りの黒い部分は、製品状態で塗装済み。
頭部上方にあたる部分が左右をあわせるパーツ構成なので、
頭部中央、額から後頭部という目立つ箇所に分割線が出来てしまうのが、悩みどころです。
(一応、合わせ目消しを頑張ってみましたが、曲面なので難しい・・・)
↑画像上にマウスカーソルを移動させると表示される赤丸部分と、上腕の黒い部分が
要塗装箇所です。
腹部は要塗装ではないんですが、
茶褐色のパーツで電磁伸縮炭素帯っぽくなかったし、
中央に分割線も出来てしまうので、
合わせ目を消した後、フラットブラックで塗りました。
続いて、背面。
(こちらも
塗装した箇所は、画像上にマウスカーソルを移動させると表示される赤丸部分です)
(上腕のオレンジのラインも要塗装ですが、
上に向かうほどモールドが浅くなっていき、カーブしている辺りではほぼモールドが無くなるので、
塗るのにひと苦労でした・・・)
こちらも要塗装箇所は(以下同文)
(足首は要塗装ではないですが、
腹部と同理由でフラットブラックで塗装)
足首左右の四角いセンサー部は、
本来なら凹モールドの筈ですが、製品では凸モールドになってしまってます。
コトブキヤの戦術機キットはノンスケールなんですが、
「せっかく同一メーカーから出てるんだし、なるべく設定に近いサイズ比であって欲しい!」
ということで、同社の不知火・弐型と並べてみました。
スーパーホーネットは、『LD4』や当キットのマニュアルによると全高18.0m。
不知火・弐型は全高 19.8mなので、
(『マブラヴ オルタネイティヴ』 公式メカ設定資料集 MUV-LUV ALTERNATIVE INTEGRAL WORKSより)
違和感のないサイズではないかなと。
同社の武御雷と並べた画像はありませんが、
参考までに、武御雷と不知火・弐型のサイズ比画像です。
(”ノンスケール”なんて・・・)
続いては、付属品を。
跳躍ユニット ×1組
跳躍ユニット接続パーツ ×1組
各種手首パーツ
突撃砲持ち手(左右)
短刀持ち手(左右)
握り手(左右)
手首は他に、
既に↑の方で写っている平手が付属しています。
(手首は、手の平、手の平の黄色のセンサー部が塗装要。
跳躍ユニットは、黄色いセンサー部のみ塗装要です)
武装類は米軍機なので、シンプル構成。
AMWS-21戦闘システム ×4
CIWS-1A ×2
ナイフシース ×2
ガンマウント ×2
ガンマウント前方展開用パーツ ×2
(AMWS-21戦闘システムのセンサー部、ナイフシース、ガンマウント前方展開用パーツ(シリンダー部、レール部)は
塗装しています)
『ザ・デイ・アフター Ep:00』劇中では
終始ガンマウントに突撃砲が担架されていたからか、
マウント部が閉じた状態のガンマウントは付属せず。
鮮やかな青色のディスプレイスタンドも付属します(初回生産特典)。
台座前面には、
「UNITED STATES MARINE CORPS
F-18E/F
SUPER HORNET」
とプリントあり。
3箇所の可動部はネジ止め式で、アタッチメントは3種付属。
幅の調節が若干可能な凹状のアタッチメントも2種付属しますが、
やっぱり安定感があるのは、股間カバーを外して丸軸を挿し込むタイプかと。
AMWS-21戦闘システムのマガジンと120mm滑腔砲ユニットは取り外し可能です。
マガジンは挿しこみ口との噛み合わせが悪く、しっかりはまらなかったり、
はまってもポロリしやすかったり・・・と、ちょっと厄介。
(私は結局、ひとつを残して他は接着してしまいました・・・)
個人的には劇中イメージよりも、ちょっと小ぶりかな?と。
(『A3』の迫力あるサイズに慣れてしまってるから、そう感じてしまうのかもしれませんが・・・)
ガンマウントには初の可動ギミックが。
これは嬉しい。
前方展開時を再現する為にパーツを差し替えるのは、今までと同様です。
膝のナイフシース展開の再現には、
まず膝のカバーを取り外してナイフシースパーツを挿しこみ、
外した膝カバーを取り付けます。近接戦闘短刀は抜き差し可能。
(膝内部と膝カバー裏側も塗装しました)
膝の内側も同様に、ナイフシース展開の再現が可能です。
膝カバーなんですが、
裏を塗装してつや消しトップコート吹いて・・・とやっていたら、
接続軸の厚みが増して、なかなか外せなくなってしまい・・・
外し易くなる様に、接続軸を短くカットしちゃいました。
お次は、本体の可動の紹介。
不知火・弐型の時と同様、
「各部の接続方法などが分かれば、おのずと可動についても分かるのでは?」
ということで、本体を分解してみます。
頭部、肩付け根、肩装甲、腹部、手首、足首、足の爪先側とかかと側がボールジョイント接続。
(腰装甲もボールジョイント接続です・・・外すのがちょっと怖かったので・・・)
ふともも、上腕は丸軸での接続です。
(膝はのちほど)
↑画像ではわかりづらい可動箇所もあるので、
ここからはその辺りを。
まず肩装甲ですが、
今までのキットよりも、より設定に近付いた多重関節での接続に。
後は肩装甲が前面に回るようになれば・・・
続いては胴体ですが、
今回は胸部が前後に可動します!これは嬉しい!
今までのキットでは腰のボールジョイントで胴体を前後可動させていたので、
これでより自然な動きになりました。
そして、首パーツには胴体側に折りたたみ式の伸縮ギミックがあり・・・・・・ますが、
首は本体色の塗装が必要なんですが、その塗膜が厚くなってしまって、
軽く伸ばしただけで思い切り塗装が剥がれてしまい・・・
(かなりギリギリのパーツ構成なんです)
伸縮ギミックはあえ無く封印してしまいました。
膝は、曲げるとこんな感じになります。
跳躍ユニットと武装を装備して、劇中の姿に。
跳躍ユニットの重さに、ちょっとだけ腰装甲接続部のボールジョイントが負け気味。
胴体側とユニット側がボールジョイント可動。
ユニット側で横方向にも可動します。
跳躍ユニットの片方の羽だけ色が違っていて、
そこに部隊章マークがあるところが、お気に入りです。
(”ブラック・ナイヴス”の部隊章は、水転写式デカールでの再現)
後はポージング画像を。
「設定通り、肘が逆関節に曲がる」というのも、プラキットの特徴のひとつですが、
これでカッコイイ画にするのは難しい・・・
足首の前後の可動域がかなり狭いので、綺麗な飛行ポーズはちょっと苦手。
【ダリル】「ナイヴス1了解。急いで頼むよ! ウィル、発進準備だ」
【ウィル】「──了解!」
ということで、ここからは
劇中のセリフをちょこっと交えつつ、02 ダリル機と03 ウィル機で。
(最初にスーパーホーネット発売の報を目にした時に、
「3機は無理でも、せめて2機で撮りたい!」・・・と思ってしまったのが運のつき。
同一キットを2個作ること自体、人生初でしたし、
コトブキヤのキットを2個作るのは、とても骨が折れました・・・これは同時進行だったから出来たことかもしれません。
・・・でも、まぁ、こうして撮れてるので感無量です!)
「そうか・・・・・・仕方ないね。
なら、おまえには付き合ってもらうよ」
「ナイヴス2了解。
あの人が来る―――あの人と同じ戦場で戦える!
私は今回も必ず戦い抜いて、語り継ぐ―――
(最後の方、出来るだけネタバレには気を付けつつ書いた結果、
多くの人に「訳分からん・・・」と思われてしまうこと必至な気もしつつ・・・)
以上、
コトブキヤ 戦術機プラキット第5弾
「F-18E/F スーパーホーネット 海兵隊仕様」 でした。
気になるのは、頭頂部や腹部など正面中央の目立つところに
分割線が来てしまうパーツ構成と
センサー部再現用のクリアパーツが少なくなってしまったことぐらいかと。
付属品も不足感はないですし、
胸部可動が追加されていたり、
関節の強度が今までのキットから改善されているのも良いですねぇ。
塗装が必要な箇所に細かいセンサー部が多くて苦労もしましたが、
カッコいいスーパーホーネットを
手にする事が出来て、とても満足です!
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