TMC 03
 国連軍
 
F-15E ストライク・イーグル 国連宇宙総軍 第6軌道降下兵団所属機




「仕事の時間だ大鷲ども、全機健在とは殊勝な奴らだ!
 BETAの穴倉でしこたま遊んでやれ!」

  (『チキン・ダイバーズ』 より。)



今回紹介するのは、
ボークス『TMC』シリーズ第3弾の国連イーグルです。


当サイトでは初めてのTMC紹介なので、
まずはTMCという商品の特徴を簡単に書いてみましょう。

・ 『A3』と原型を共有
・ 塗装工程、付属品のコストを抑えてより安価に
  ・ 全塗装だったA3とは違い、本体色は成型色。塗装は部分塗装のみ
  ・ 付属品内容は『A3』に比べてかなり控え目
・ 『A3』がボークス限定流通であったのに対して、『TMC』はボークス関連店舗の他に「ニコニコ直販」でも購入可能。
・ ジョイント中央部を熱圧着する事により、ヘタリや不具合の抑制を図ったA-LOCKを採用
  (こちらは『A3』にも再販された第22弾から採用されている様です)



こんな感じでしょうか。



A3と原型を共有しているシリーズ、ということで
ラインナップには既に『A3』で商品化されている商品が多く、
「これはA3で持ってるしなぁ・・・」と第1弾や第2弾は購入しなかったのですが、
今回の第3弾はA3では商品化されていない国連軍のイーグルだったので
購入してみました。



こちらは、第2弾ともども
7月16日〜18日のボークス秋葉原ショールーム新店舗「ホビー天国」オープニングイベントにて先行受注、
(商品受渡しは同月23日)
7月24日開催の『ワンダーフェスティバル2011[夏]』会場にて先行販売され、
8月11日よりボークス関連SHOP・ニコニコ直販で一般販売開始となる商品です。
(8月12日〜14日の『コミックマーケット80』会場での販売もあり)

価格は、税込み 4,515円。




さてさて、私にとって初めてのTMCとなる国連イーグルは
どんな製品となっているのでしょう。




では、商品紹介を。


まずはパッケージから。


裏面には同じイーグル系の『A3』ラインナップ紹介(第9弾と10弾)と、
TMC製品とA-LOCKについての説明が。

横面には『TSFIA』、『シュヴァルツェスマーケン』、『A3』のことなども。


箱はA3よりかなりコンパクトになっています。

本体と握り手パーツ以外の付属品は、パーツ毎に区分けされビニール包装に。




<本体>


本体色は、成型色で特にツヤ消し等の加工は無し。
本体色の国連ブルー以外の箇所は塗装されていてツヤ消し仕上げです。


劇中や設定画イラストよりも随分と水色がかってしまっていて、
国連イーグルの色は成型色だと再現が難しかったりするのかなぁ?と・・・
(ただ、第1弾や第2弾は店頭で見る限り、
 「成型色でもかなり良い色になってるなぁ」と思えるので、
 もしかしたらage監修で今回の色になっているのかもしれません)



右肩の”UN”と2本の白ラインは、タンポ印刷で再現されています。



商品名は「国連宇宙総軍 第6軌道降下兵団所属機」ではありますが、
『マブラヴ オルタネイティヴ』冒頭シーンなどに登場した国連イーグルとしても扱えますね。



塗装精度は『A3』と同じレベルかと。



<オプションパーツ>



 ガンマウント ×2
 ガンマウント(空) ×2
 AMWS-21戦闘システム+持ち手(左右)
 握り手(左右)
 跳躍ユニット(左右)
 跳躍ユニット接続パーツ(左右)



 『A3』と原型は同じということで、
 付属品の仕様も当然同じです。

 武器は全て持ち手と一体で、
 ガンマウントには特にギミックなし。





同じ機体のA3第9弾「F-15E ストライク・イーグル」からは、
近接戦闘ナイフ×2(とナンバリングシール)が削られています。




同じイーグル系機体のA3第7弾や9弾では黒かった
跳躍ユニットの接続パーツが、
ちゃんと本体色と同じになっているのは良いですね。



装備させると、こんな感じに。


武装を付けたイーグルのゴツッとした姿が大好きです。



ウェポンマウントや突撃砲持ち手の接続軸に使われている材料が
硬質のPVCに変わっているのかな?

『A3』のモノと比べて、抜き差しがし易く、
PVCの粘性のおかげで保持力も若干改善されている印象です。

・・・ただ1点だけ、個体差だとは思うのですが、
右の突撃砲持ち手だけはユルユルで保持力が全く無かったので、
軸を瞬間接着剤で少し太らせて対処しました。




スミ入れして、ツヤ消しトップコートを吹いてみました。

入手前から「ツヤ消しを吹くと、この本体色はどうなるのかなぁ?」と
思っていたんですが・・・
成型色の時よりも、より水色がかった国連イーグルになり・・・
(ある程度予想していたことではあるんですが)


まぁ、でもこれはこれでカッコイイなぁと思います。



スミ入れにはいつも通り、
薄め液代わりの「オイルライター用のオイル」で薄めたエナメル塗料を使用してます。


ジャーマングレーにブラック少々でのスミ入れですが・・・・・・少しくどかったかも・・・





<可動>

 TMCはA3の金型を流用したモデル。

 本体の可動についてはA3第7弾の「陽炎」と同一ですので、
 そちら(「陽炎」のページへ)をご覧頂けたらと。



後は武装を絡めて。








わかっていたことではあるのですが、
イーグルは、4年前に『A3』が造形だけでなく、可動についても頑張り始めた初めての商品なので、
今となっては可動に少し物足りなさを感じてしまいます。

まぁ、といっても、
物足りないのは頭部の可動範囲の狭さと、腹部の上下動くらいなんですよね。
他は必要十分だと思います。



しかし、突撃砲装備で取れるポーズの引き出しが
私に無さ過ぎ・・・




スミ入れ・つや消し後で、もう何枚か。


使用スタンドは、ハセガワ 「フレキシブル・スタンド ロボット用A」です)



商品名が「国連宇宙総軍 第6軌道降下兵団所属機」という事ですし、
最後は降下中っぽいポーズで。








以上、
TMC第3弾「F-15E ストライク・イーグル 国連宇宙総軍 第6軌道降下兵団所属機」 でした。



今回が初めてのTMC購入だったわけですが、
原型を共有するA3のイーグルは造形が大好きなので、
やっぱり弄っていて楽しかったです。
待望の国連イーグルでもありましたし。


ただ、本体については、
良くも悪くも”4年前に触ったままのA3のイーグル”だなぁ、と・・・
(まぁ、当然なんですけど・・・)



ウェポンマウントや武装の接続軸が扱い易い、
跳躍ユニットの接続パーツが本体色と同じ色に、
という満足出来る部分もありましたが、
やはり付属品の少なさは(値段はどうあれ)不満に繋がってしまいますね。

イーグルはまぁ、短刀が無いだけなんですけど、
短刀を付けると価格にどれだけ影響するのかなぁ?とつい考えてしまいます。



TMCは、
「A3を触ってみたいけど、値段がちょっと・・・」
という方や、
「A3と同じ本体・仕様でOK!
 付属品は少なくてもいいから、リペイントしたり、数を揃えたり、気軽に改造したりしたい!」
という方向けの商品なのかなぁ?とは思うので、
その期待には応えてくれるのではないかと。




次のTMCは、
「国連不知火」とリペイント後の「不知火・弐型 1号機」との事ですが、
付属品、どうなるんでしょうねぇ・・・特に国連不知火・・・
(A3から価格を下げているとはいっても、
 国連不知火は突撃前衛仕様や強襲掃討といった劇中登場ポジションは再現出来ないと
 やっぱりダメな気がしますし、
 またポジション毎に分けるんですかねぇ・・・)



今後も『A3』で出ていない機種が『TMC』で発売されたら、
購入しようと思いますが、

果たしてそれはいつになるのか・・・




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